8世代Intel Coreプロセッサ「Kaby Lake R」まとめ

8世代Intel Coreプロセッサ「Kaby Lake R」まとめ


今年もこの時期がやってきました。ラップトップとデスクトップのプロセッサーメーカーとして世界最大のIntel(インテル)が、あなたの未来のPCのナカミについて発表する時期です。発表されるCPUはいつも前のものよりもちょびっとだけ早くて、ちょびっとだけバッテリー効率がいいもの。「Kaby Lake R」は、Intelにとって8世代目のCoreプロセッサー。速く効率的、そして年内に登場する極薄ラップトップの多くに搭載されることになります。

これはIntelが2015年に導入したSkylakeマイクロアーキテクチャとしては3番目となるものです。リソグラフィー(集積回路の微細度)は未だに14ナノメートルで、先代のSkylakeやKaby Lakeと同じく、Kaby Lake Rは速度とバッテリー効率の向上に注力しています。Intelは速度もバッテリー効率も大幅に向上していると言うものの、Kaby Lake RはSkylakeやAMDの新たなRyzenが発表されたときのように記事の見出しを奪うことはないでしょう。Kaby Lake Rはただ…速いと言うだけなんです。

どれだけ速いの?

Kaby Lake Rプロセッサーを先代のKaby LakeAMDのRyzenとベンチマーク比較する機会には恵まれませんでしたが、Intel自身は自信満々にスピードを宣伝しています。TDP 15ワットのKaby Lake Rプロセッサーは、きっと超薄型軽量ラップトップに搭載されることでしょう。例えばDell XPS 13やRazer Stealthなどを想像するといいかもしれません。

Intelによれば、Kaby Lake Rはエクセルの数字の処理はKaby Lakeよりも平均して40%速いそう。Intelはまた、Adobe Lightroomでの写真処理も最高25%速く、スライドショーの整理や画像編集は最高48%速くなると主張しています。

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Kaby Lake R CPUの心臓部であるチップ
Image: Intel

Intelが出している速度に関する一番大きな数字は、Kaby Lake Rを5年前のプロセッサーと比較したときもの。4Kビデオは5年前のプロセッサーならレンダリングするのに45分かかったところ、Kaby Lake Rではたったの3分で済むとのこと。このような速度比較は古いコンピューターを持つ人に買い換えを勧めるIntelなりのやり方なんでしょう。

バッテリーの持ちはどうなの?

Kaby Lake Rファミリーから出てくる最初のプロセッサーたちは、4Kコンテンツを視聴しながらもバッテリーは10時間もつとIntelは言っています。同じテストでは昨年のKaby LakeではIntelは平均7時間としています。つまりラップトップでもっとたくさん『Marvel ザ・ディフェンダーズ』のエピソードが見られるというわけ。

これって何か特別なの?

この最新プロセッサーには超クールな点がひとつあります。Intelはプロセッサーにより多くのコアを詰め込んでるんです。前世代は2コアでしたが、新プロセッサーには4コア搭載されています。コアが多ければそれだけデータを効率的に処理できる能力があります。例えば動画や画像のレンダリングなどの、プロセッサーに負荷のかかる作業をする人は、追加されたコアによるパフォーマンス向上の恩恵を一番受けることができるでしょう。

いつ買えるようになるの?

今すぐKaby Lake Rを買ってパソコンに組み込もう、と思っているのであれば残念ながら無理です。Intelはリリースをアナウンスしたばかりの状態。新プロセッサーはラップトップや2-in-1に入っていれば魅力的ですが、Dell(デル)とかAsus(エイスース)などの会社がこれを使って「Intel入ってる」な製品を出すまで手に入れるすべはありません。

その他のKaby Lake Rプロセッサー、例えばデスクトップアプリケーション用のものや超低消費電力なApple Macbookなどのデバイス向けのものについては、今後数ヶ月のうちに発表があるでしょう。

現在のところ以下の4つのプロセッサがラインナップされています。

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Image: Intel

Image: Intel

Alex Cranz - Gizmodo US[原文

(abcxyz)

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