いったい、どんなデザインになるんだろう?
流行るかと思わせつつなかなか成功者が現れない「スマート眼鏡」。あの「Google Glass」も業務用に方針転換して、なんとかプロジェクトを継続している状態です。そんな中Financial Timesは、Amazon(アマゾン)がAIアシスタント「Alexa」を搭載したスマート眼鏡製品を開発していると報じています。
Amazonのスマート眼鏡はどんな先進的なものか…と期待が高まりますが、どうも報道によるとこの製品はディスプレイを搭載せず、骨伝導イヤホンで利用するというのです。確かにスマート眼鏡製品はディスプレイの実装が難しかったりコスト高の原因になることが多いですから、これは現実的な選択とも言えそうですね。
ディスプレイを内蔵しないことで「見た目は普通のメガネ風」になるとのこと。価格情報などは伝わっていませんが、眼鏡にAlexaと骨伝導スピーカーやマイクを内蔵するだけならそれほど高くはならないはず。ディスプレイを搭載しなければ視野を遮ることもありませんし、ある意味これこそ本当に求められていたスマート眼鏡なのかもしれませんね。
さらに、Amazonは「セキュリティカメラ」を開発していることも報じられています。同社のスマートスピーカー「Echo Show」はすでにセキュリティカメラの映像をディスプレイで確認できますし、その応用製品と言っていいかも。
Financial Timesによれば、これらの製品のどちらか、あるいは両方がEcho製品のアップグレードと同時に年内にリリースされるそうです。個人的には、開発の容易なセキュリティカメラのほうがEchoのラインナップに加わりそうな予感がしますね。
Image: shutterpix/shutterstock.com
Source: Financial Times via The Verge
(塚本直樹)