ARでVRを見るのです。
今のところ、VRはヘッドセット越しに見るお一人様の世界で、誰かと共有するといっても横に繋いだモニターをボケーっと眺めるだけですよね。
もっとVR世界をダイレクトに共有する方法はないのか? それを可能にするのが、プラットフォームを繋ぐソフトウェア「Mimesys(ミミシス)」。これはVRヘッドセットをつけた通話相手のVR世界を、AppleARKitを利用して自分のモバイル端末にAR映像として映し出す技術なのです。
ではRoad to VRより、Mimesysのデモ映像をご覧ください。
もうおわかりかと思いますが、スカイプやFaceTimeとは一線を画します。VRヘッドセットをつけた通話相手がグラフィカルな説明を行ない、AR側はそれをリアルタイムで見ることで、同時に打ち合わせができるビジネス・ツールになるわけです。
同じくMimesysより、違うタイプのホログラフィック・ミーテイングをしている様子をご覧ください。
業種にもよるかもしれませんが、出先で添付資料を見ながら同時に通話をするのが難しい場合って、結構あるあるだと思います。ですがこれなら、もっと視覚化されたデータをインタラクティヴに最大限利用することができようになります。
ちなみにVRヘッドセットをしないほうの通話者は、相手のVR世界では宙に浮かんだタブレットがアバターになるのだとか。
この技術は、ARKitをもっと身近で使えるものにしてくれそうです。皆さんなら、どういうシーンで使いたいでしょうか?
Image: YouTube
Source: YouTube(1, 2), MIMESYS via Road to VR
(岡本玄介)