とにかく太っ腹なイベントでした。
2007年に生まれたApple(アップル)主催の音楽ライブ「Apple Music Festival(旧iTunes Festival)」。毎年7月か9月にイギリスはロンドンにて開催され、約10日間(約1カ月間開催の頃も!)、豪華有名アーティストが演奏を披露する音楽フェスです。世界に向けてストリーミング配信もしていて、日本でもAppleデバイスで無料で鑑賞することができていました。Music Business Worldwideによると、このApple Music Festivalが10年という時を経てついに終了することが決まったそうなのです…。
じつはこのイベントかなり太っ腹で、まず毎年チケットの入場料は無料。出演アーティストも、有名どころだとAdele、Oasis、Mumford & Sons、Paul Simon、Ed Sheeran、Coldplay、Lady Gaga、Arctic Monkeys、Beck、Elton Johnなど、もうそれはそれは錚々たる顔ぶれだったのです。出演アーティストは日によって決まっているため、一度にすべてのアーティストを見ることはできませんが、もう毎日「祭り」気分ですよ。
日本とロンドンの間では8~9時間の時差がありますので、私も早起きしてワクワクしながらApple TVでライブ鑑賞を楽しんでいたのを今でもよく覚えています。
終了の理由としては、最近Appleが力を入れているオリジナルコンテンツへの注力の結果だとMusic Business Worldwideは考えています。フェスの代わりに、Appleはアーティストの単独ツアーやライブのパートナーとして支えているようなので、今後もアーティストとは関係を育んでいくのかもしれませんね。ちなみに、Apple Musicに登録していれば過去10年間のライブ音源を楽しむことも可能となっていますよ。
今まで素敵な思い出をありがとう、Apple Music Festival!(次期音楽フェスを期待...)。
Image: Justin Sullivan/Getty Images News/ゲッティ イメージズ
Source: Music Business Worldwide
(Doga)