「性別による待遇の差があった」元社員の女性がGoogleを集団で提訴
Photo: Denis Linine / Shutterstock.com

「性別による待遇の差があった」元社員の女性がGoogleを集団で提訴


3名の元Google(グーグル)の社員が集団訴訟を打ち立てました。申し立てによると、会社内で女性差別があったとのこと。訴えの内容は、Googleでは組織的に、女性は男性と同じレベルのパフォーマンスを見せた働きをしているにもかかわらず低い給料しかもらえず、同様の資格・能力を有している場合でも男性のほうが昇進しやすく、女性は安い給料・低いポジションのままだと言います。

この訴訟は9月14日木曜日にKelly Ellisさん、Holly Peaseさん、Kelli Wisuriさんによって申請されました。彼女たちはここ4年以上カリフォルニアのGoogle社で勤務してた全女性職員の代表として声をあげたのだと、The Guardianが報じています

訴訟では、Googleが労働省から出された過去の給与データ提出の要求を拒否したことに対して入念に追求されました。Googleが拒否した1週間後、The New York Timesが社員によって作成されたスプレッドシートのデータを公開し、社内で性別による待遇の差があったことが明るみに出ています。

アメリカ労働省は今年2017年4月、Googleに性別による差別に対して責任を求めていました。Googleはこの申し立てを否定していて、労働省が従業員の連絡先情報といったさらなる追加データを要求したときには、データを入手するには時間も費用もかかるため困難だと回答しています。



The New York Timesが金曜日に社員のスプレッドシートの詳細を述べた後、Googleの広報担当であるGina Scigliano氏が米Gizmodoに対してそのデータが示す内容について語ってくれました。それによると「給与は『勤務地・勤務期間・役職・レベルやパフォーマンス』などによって決められ、Googleでは女性社員は男性社員が受け取っている給料の99.7%の金額を受け取っており、The New York Timesが作り上げたストーリーには非常に偏りがある」と説明しています。

今回出された集団訴訟への回答として、Gina Scigliano氏が米Gizmodoに再び差別を否定し、訴訟に対抗しています。「私たちは社員全員に最適な労働環境を整備できるように精一杯配慮しているし、同時に社内で前進するチャンスが与えられるよう十分に注意しています」とGina Scigliano氏は語ります。

「この訴訟を受けて、我々は詳細に事態を見直しました。その上でこの申し立ての主要部分を否定しているのです。役職や昇進は厳密な雇用・昇進委員によって決定され、多数レベルの考査を通過する必要があり、それは当然その決定に性別による偏見が無いことが明確にされています。そして確実に、公平に給与を支払うための広大なシステムが我が社には配備されています。」

Googleは「性別による差別問題は存在していない」と強く主張しています。しかし、血気盛んな社員などの中には、現役・元社員問わず、差別意識に取り組んでいる人もいるでしょう。今回の提訴を手伝った弁護士のJames Finberg氏が語るには、Googleで働く現役・元社員合わせて90名以上の女性が、彼の元に訴訟に関してコンタクトを取ってきたのだと、The Guardianが報じています。

「我々は多くの女性から『女性はコーディングができない』という固定観念や認識があったと聞いています。そういったことが、フラストレーションや自信喪失につながっていったのでしょう」とJames Finberg氏が紙面で語っています。



Photo: Denis Linine / Shutterstock.com
Melanie Ehrenkranz - Gizmodo US[原文

(hana)

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