一体どんな使い心地なんだろう?
今年のGoogle I/Oで予告された、Lenovo(レノボ)とHTCによるスタンドアロン型のDaydream VRヘッドセット。これについて、HTC版の名称が「VIVE Focus」になるという情報が伝わってきましたよ!

この情報を伝えているのは、オランダ語サイトのLetsGoDigital。同サイトが掲載したヨーロッパとアメリカの商標局への申請によると、たしかにどちらのドキュメントにも「VIVE FOCUS」という単語が登場しています。申請日も2017年9月8日と、ついこの前ですね。
HTCのスタンドアロン型ヘッドセットはスマートフォンを挿入したりPCを接続する必要はなく、また外部にセンサーを設置する必要すらありません。Tangoの空間認識のテクノロジーの流れを組む「WorldSense」により、頭に装着するだけでVR世界の中を動き回ることができるのです。
HTCのスタンドアロンVRはすでに、中国にローカライズされた「Vive Standalone」が発表されています。これにはスマホ用SoCのSnapdragon 835が搭載されているので、Focusにもスマホ用のSoCが搭載される形になりそうです。
なおWIREDによれば、製品は400~600ドルあたり(原文:mid-hundreds range)で発売されそうとのこと。プロセッサやディスプレイを搭載したスタンドアロン型ということを考えれば、適正価格なのではないでしょうか。またGoogle I/Oでの発表時の発表によれば、2017年後半にリリースされるそうですよ。
VRヘッドセットにもいろいろなシステムがありますが、頭に装着するだけで使えるスタンドアロン型はある意味 VRヘッドセットの完成形ともいえそうです。今年も9月になりましたが、年末に向けて製品の登場が楽しみですね!
Image: HTC
Source: Letsgo Digital, WIRED
(塚本直樹)