これは革命かも…。
毎年進化する、iPhone内部のプロセッサ「Aシリーズ」。年内に販売が開始される「iPhone X」や「iPhone 8/8 Plus」には新型の「A11 Bionic」プロセッサが搭載されているのですが、早くも登場したベンチマークスコアによると、最新モデルの「MacBook Pro」よりも高速かもしれないんです。
#iPhoneX spotted on GFXBench.https://t.co/lSPKKfAX5i#AppleEventpic.twitter.com/CHTy9TLf87
— Kid Pool (@KidPoolDead) 2017年9月12日
上は、TwitterアカウントのKid Poolが発見した情報です。iPhoneやMacのベンチマークアプリとして一般的なGFXBenchのスコアの一覧に登場したiPhone Xのものと思われる「iPhone10,5」という端末のスコア結果ですが、シングルコア・スコアが4061、マルチコア・スコアが9959と圧倒的な数値を達成しています。
え、どう圧倒的なのかって? それでは、The Next Webが掲載している比較対象を見てみましょう。
Galaxy S8:シングル/2024、マルチ/6279
10.5インチiPad Pro:シングル/3558、マルチ/9133
13インチMacBook Pro 2017年モデル Core i5搭載:シングル/4342、マルチ/9194
…圧倒的じゃないか、A11 Bionicプロセッサは…。
わずか数カ月前に発売されたGalaxy S8や10.5インチiPad Proを突き放すだけでなく、性能重視なラップトップの13インチMacBook Proにすら勝ってしまうとは…。これは、モバイル向けプロセッサの革命と言ってもいいかもしれませんね。
なお、A11 Bionicプロセッサは2つの性能コアと4つの効率コアを搭載。それぞれが「A10 Fusion」プロセッサ比で25%と70%高速なだけでなく、パフォーマンスが必要なときには6コアを同時に駆動することができます。また独自開発のGPU性能も30%向上しており、だからこそこれほどの性能を達成しているんですね。
価格が11万円を超えるなど非常に高額なiPhone Xですが、この性能を見る限り、それに見合う価値は十分あるのではないでしょうか?
Image: Al Medwedsky / Shutterstock.com
Source: Twitter via The Next Web
(塚本直樹)