あれ、複雑そうですもんねぇ。
iPhone Xのでっぱりに搭載された「TrueDepthカメラ」。これは顔認証機能「Face ID」を実現するためになくてはならないシステムなのですが、なにやらこのTrueDepthカメラがiPhone Xの生産の遅れを招いているという、気になる情報が登場しています。
MacRumorsが紹介しているKGI証券アナリストのミンチー・クオ氏のレポートによると、このTrueDepthカメラはライバル会社の顔認証システムに比べてかなり複雑なんだそう。それゆえに、やはり量産のボトルネックになっているそうなんです。

TrueDepthカメラは、赤外線カメラ、近接センサー、投光イルミネーター、ドットプロジェクター(以前からあるものとして環境光センサー、スピーカー、マイク、FaceTimeカメラ)を搭載し、フロントカメラと組み合わせることで深度情報を取得したり、顔認証行ないます。正直フロントカメラ周りにこれだけのセンサー類を搭載したスマートフォンは見たことがなく、Apple(アップル)の発表どおりにかなりの精度での生体認証が可能になることでしょう。
クオ氏はiPhone Xの量産は10月の半ばから後半に本格化するとしています。ということは、11月3日のiPhone Xの発売日には必要な在庫が揃わない、つまり予約の時点で早々に売り切れてしまう可能性が高そうなわけで…。ある程度は覚悟していましたが、iPhone Xでも予約争奪戦が起きそうな様相です。また、十分な在庫が用意できるのは2018年に入ってからになるんだとか。
iPhone Xの予約開始日は10月27日。きちんと欲しいモデルが予約できるのかドキドキしてきました。