これ、使いこなしたらスマホプロカメラマンになれるかも...?
iPhone 8にするか、iPhone 8 Plusにするか、iPhone Xにするかお悩みのみなさま。はじめに言ってしまいますがカメラの機能を重視したいのであれば、iPhone 8は落選まったなし。仕方がないんです。iPhone 8 Plus・iPhone Xで使える「ポートレートライティング」は手にすべき機能ですもの。

カメラアプリを起動してポートレートモードにすると、iPhone 8 Plusのみ被写体や背景の明るさをコントロールできるポートレートライティングのメニューが出てきます。
種類は自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)の5つ。ポートレートライティングは現在ベータ版ですが、それぞれどんな風に見えるのでしょうか。ごらんください。
ポートレートモード 自然光
いわゆるスタンダードな状態。撮影後にポートレートライティングというエフェクトをかけて現像する機能なので、カメラロールに保存されるまでには多少の時間がかかります。
ポートレートモード スタジオ照明
おっと! 現像前からわかります。顔が明るくなりましたね! 印象が大きく違います。変顔しているから、ではなく、肌の明るさがもたらすインパクトって大事なんだなあ。
なお目を開けたところの写真も撮りましたが、キャッチライト(瞳に映りこむ光)は入らなかった。次世代に期待、ですね。
ポートレートモード 輪郭強調照明

キリッ。拡散させず、強めの光を当てたときのような雰囲気が出てきました。明るいレンズを使った純デジカメで撮った写真にも似ていて、iPhoneの進化を感じさせます。
ポートレートモード ステージ照明
中央よりやや上の位置に、円状のガイドが出てきました。ここに被写体を入れて撮影すると...。

背景の明るさがドンと落ちた! なんだこれ。奥行きのあるスタジオで撮ったような、アー写が誰でも撮れるようになった! 写真の中から余計な情報をカットできるこのモードは使えますよ!
ポートレートモード ステージ照明(モノ)

使い方はカラーのステージ照明と同じ。目標をセンターに入れてパチリ。

いいねモノクロも! 人物の立体感が強調されます。これはモノクロのポートレートが流行るかも…?
雰囲気あるブツ撮りもできるステージ照明

被写体にだけ照明が当たっているような写真が撮れるステージ照明&ステージ照明(モノ)ですが、人物ではなくガジェットで撮ったらどうなるでしょうか?

え、よくないこれ? これよくない?

トリミングもすれば被写体をズームアップできますし、InstagramやSNSにポストするための写真だったら積極的に使えるクオリティですよねこれ。
今回はiPhone 8でいいかな。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。けれどもこの結果を見ちゃうと、iPhone 8 PlusかiPhone Xを選ぶしかないかなー。
Image: 武者良太
(武者良太)