マリアッチとマラカスを振り回すイーロン・マスクなどもはや足元にもおよびません。
アリババ社の創業者にしてアジア一番の金持ち、ジャック・マー(総資産4兆2897億円)がAppleの新製品発表イベントと同日に開催されたアリババ18周年記念イベントでマイケル・ジャクソンを踊り、「誰も奇行を止められないほどの富を手にして羽ばたいたテクノクラート」のバーを一気に押し上げました。もはや西側で対抗できるのはMicrosoftのスティーブ・バルマーぐらいなのではないかとまで言われていますよ。
杭州黄龍体育中心のメインスタジアムに彗星(meteor)のごとく現れたジャック・マーは、バイクをふかし、53歳でそれはどうよという「ビリー・ジーン」の腰クイクイをやり、従業員4万人をアンカンファタブルにしたうえで『Dangerous』、『Black&White』を披露します。フォーメーションで踊るのは明らかに従業員。社長に練習をつき合わされたのかと思うと笑えます。

最後はバイクにまたがって宇宙に帰るという設定です。こんなことしてる間に中国長者番付トップ争いのライバル・ 王健林(不動産王)にまた追い抜かれやしないかとヒヤヒヤしてしまいますが。
頭文字がJMだからMJなんですかね。Michael Jackson、motorcycle、meteorsと全部M。揃えたんでしょうか。The Vergeが言及しているように2009年のAlibabaのイベントでもこんな姿で歌ってますので、今回は抑え気味かもしれません。
ジャック・マーが急に気になりだした人はこちらの動画をどうぞ。「実家は金持ちでも高学歴でもない。大学に3回落ちて地元で3位か4位の教育大学にやっと合格した。大学で教えても月給10ドルで生活は苦しかったけど、1994年に米国でコンピュータを見てこれだと思った。狂ってると言われたけど自分にはほかにできる仕事がなかった」と自らの人生を英語で語っています。
Image: YouTube
Source: YouTube(1, 2), The Verge
Bryan Menegus - Gizmodo US[原文]
(satomi)