ワイヤレスイヤホンJaybird「RUN」レビュー:通信環境が良ければいいんだけど...

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ワイヤレスイヤホンJaybird「RUN」レビュー:通信環境が良ければいいんだけど...
All images: Adam Clark Estes/Gizmodo

Jaybird社のスポーツ向けワイヤレスイヤホン(bluetoothイヤホン)「RUN」を、米GizmodoのAdam Clark Estesがレビューしています。


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RUNワイヤレスイヤホン

価格:180ドル

これは何?:ランニングのためにデザインされた完全にワイヤレスなヘッドホン

いいね:素晴らしい、心地よいフィット

よくないね:都市部ではbluetooth干渉で使い物にならず

今年の秋は、ようやく待ちに待った素晴らしいガジェット達を見られそうです。完全にワイヤレスなヘッドホンで、しかもちゃんと機能するもの。もちろん、それは過去何年もいろんな会社が作ろうとしてきたものですが、ほとんどの場合できが悪いものでした(もしくは 購入するのが非常に難しかったり)。そして今、Jaybirdが耳の中に入れ込めるイカしたイヤホン「RUN」により、私たちが望んでいたものを作り出しました。残念ながら、この新しいイヤホンにもいくらかの問題はありますが。

両耳でも片耳でも好きなように使える

商品名のとおり、「RUN」はランニング用にデザインされたものです。10セント硬貨(直径約18ミリ)ほどの小ささのこれらは、外耳道の中に難なく滑り込み、Bluetoothヘッドセットと同じような感じで使えます。RUNはスマホと接続し、一度の充電で4時間の音楽再生が可能。付属のピルケース型チャージングケースがついてきて、ケースが満充電されていたらイヤホンを2回分充電可能です。ケースでは5分のクイックチャージで1時間音楽再生が可能。

この製品で一番面白い機能は、それぞれのイヤホンが独立して機能できるということ。ジョギング中に周囲の環境にも注意を払いたければ、1つだけを片耳に入れたらいいということ。どちらのイヤホンにもそれぞれひとつボタンがついており、それを用いて、再生、停止、スキップ、またはSiriなどのパーソナルアシスタントの呼び出しができます。小さなマイクも備えているので、電話に出ることも可能です。

RUNという製品は素晴らしい魅力を持っています、これは遠い昔に約束されていた未来のビジョンが現実になったもの。AppleのAirPodsと違い、RUNは耳の中に心地よくフィットし、激しいスポーツをしても動くことはありません。当初、私はこの点には懐疑的でした。でもRUNを装着して複数回ワークアウトをしたのですが、実際のところ耳の中に入っていることを忘れたほどでした。耳の中で動き回ることはなかったですし、汗をかいてきても滑ることはありませんでした。

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こんなに小さい!

Bluetooth接続には課題あり

接続に関しては、あまり上手く機能しているとは言えませんでした。私は電波干渉がひどいブルックリンに住んでいて、Bluetoothヘッドセットのテスト中に問題が何度も起きるというのもまれなことではありません。しかしRUNでは、アウトドア環境では音飛びやドロップアウトが耐えられないほどでした。

RUNを付けて近所を走り回っていた時には、たいてい音がどちらか片方のイヤホンからしかしませんでした。ひんぱんに音が前後に飛ぶこともあり、まるで「ストレスのワイヤレス卓球大会」みたいな感じ。屋内ではRUNは素晴らしく機能してくれました。これ多分屋内では電波干渉が少ないからではないかと私はにらんでいます。

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心地よくフィット。

接続問題が気になってJaybirdに連絡を取ってみたところ、Jaybirdはスマホをどこに入れるべきかについてアドバイスを教えてくれました。アームバンドかウエストバンドの中、だそうです。これはあまり役立つアドバイスではありませんでした。なぜって私は走っている最中ずっとウエストのスマホ入れに端末を入れていましたから。

スマホを出して手の中に持った状態でも、うっとうしい音飛びや卓球大会はおさまりませんでした。これはとても残念でしたね、だってそのほかの点で言えば、RUNは私の哀れな1.6kmのご近所ランニングの完璧なコンパニオンとなったでしょうから。

大都市ではない場所でワークアウトしたい人にとって、RUNは素晴らしいものになるかもしれません。でも街の外で試す機会がなかったので確かなことは言えません。もしあなたが私と同じくブルックリンにお住まいで、あなたのRUNにこのような接続問題がもし無いのであれば私は驚くことでしょう。

どちらにせよ、勇気があればJaybird Runは180ドルで10月初めに販売されます(日本のJaybirdオンラインストア では2万5880円で予約受付中。なぜかAmazon.co.jpではすでに販売されています)。

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README

  • ・ワイヤレスイヤホンなのに素晴らしいデザインとフィット感
  • ・都市部では接続と干渉がひどい
  • ・音質?豆サイズのドライバーにしては悪くない
  • ・干渉問題が気になるところ・・・


Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文

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