おうちで振り回せ、ライトセーバー!
7月頃にもチラ見せされていた、ディズニー公式発の『スター・ウォーズ』ARキット。ジェダイごっこが楽しめるというそのゲームの正体が、今年12月に公開予定の映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に先駆けて9月1日(金)に開催されたファンイベント「Force Friday II」にてまるっと明らかになりました。これは未知のARゲー感がありそうですよ。


発表されたのは、Lenovoとディズニーとの共同開発によるARゲームキット「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」。Lenovoが新開発した「レノボ・ミラージュARヘッドセット」一式にライトセーバーコントローラが同梱されており、ヘッドギアに専用アプリをインストールしたiPhoneやAndroidをセットすることで『スター・ウォーズ』の世界をARで体感することが可能です。現実世界を透かしつつ、あこがれのライトセーバーでダース・ベイダーやシスの暗黒卿とバシバシ戦うことができるなんて!
このライトセーバーコントローラーは振動フィードバックを搭載しており、攻撃を防いだりするとブブっと震える感覚を得られるとのこと。コントローラーはBluetoothでスマートフォンとペアリングしていて、回転も検知するためライトセーバーをぐるぐる回せば敵のビームも防ぐことができます。これらの仕組みはコントローラーから発する光をHMDの可視光追跡センサーが検知し、ライトセーバーの位置を常にトレースしているというもの。ARチャンバラの最高峰なんじゃないでしょうか、これ。

また、ミレニアム・ファルコンのなかでチューバッカたちがプレイしていたフォースジェニックなボードゲーム「ホロチェス」を楽しんだり、共和国側の人間となり分離主義者や帝国主義者たちと戦う戦略ストラテジーゲーム・モードも搭載。アプリではあわせて3つのモードが楽しめるようです。ライトセーバーコントローラーにはボタンもついているので、それを使って操作するのでしょう。


では、HMD仕様へ。インサイドアウト式トラッキングを採用し、セットしたスマートフォンの画面をシースルーのディスプレイに反射させることで現実世界に重ねて表示させているようです。付属のトラッキングビーコンはユーザーの動きをスマートフォン側に伝達する役割を担っています。本体重量は470g、バッテリーは2,200mAh。ケーブルレスHMDは正義。
VRではなく現実世界を透かしたARでジェダイごっこができるとか、ちょっとすごいのでは。もちろんVRもすごいんですが、身体を動かすゲームは現実の視界が確保されていたほうが安心感がありますし、何より振り回しても壁やモノに当たらないチャンバラというのが夢のようです。障子に穴を空けることもない。そう、ARならね。
「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」キットの発売時期は2017年11月頃。価格やHMDのスマートフォン対応機種などは後日発表予定です。対戦や追加コンテンツもアプリのバージョンアップによって対応しそうな気がしますし、世界中のジェダイたちがついに覚醒しちゃいそうですね。
Image: © 2017 Lenovo. © Disney. STAR WARS © & ™ 2017 Lucasfilm Ltd. All rights reserved. via Lenovo
Souce: Lenovo, Disney
(ヤマダユウス型)