macOS High Sierraでできるようになる14のこと

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  • author 西谷茂リチャード
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macOS High Sierraでできるようになる14のこと
Image: Apple

気になる公開日は2017年9月26日。

毎年恒例のmacOSのアップデートが今年もやってきました。名前は「High Seirra」。現バージョンが「Sierra」なだけに、マイナーアップデートなの? という印象を与えかねないネーミングですが、果たして。

1)FaceTimeでLive Photosをパシャリ

FaceTimeで話している時、「あぁ〜、今の録画しておけばよかった」なんていう瞬間ありますよね。これからはフレームの下部にあるボタンを押せばその前後1.5秒、合計3秒の映像をLivePhotosとして記録してくれます。相手に通知が行くので秘密には撮れませんが。

2)SiriがパーソナルDJに

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Image: Apple

Siriに曲名や曲風をリクエストすれば、それに応じて再生してくれます。そう、Apple Musicならね。

3)快適なファイル操作

ファイルシステムがAPFS(Apple File System)に移行されることで、Macのファイル操作力が底上げされます。特にファイルの複製を作るときと、フォルダの容量を表示するときに早く感じるはず。

4)Eメールがすぐに見つかる

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Image: Apple

「メール」アプリでEメールの検索すると、新しく「トップヒット」という項目が現れます。過去の行動(読んだEメール、返信相手、登録したVIP)にもとづいて、検索ワードにもっとも関連があるメールを表示します。

5)Split Viewで「メール」

「メール」をフルスクリーンで使っているときに新規メッセージボタンを押すと、画面半分は受信箱を表示したまま、もう半分で新規メッセージを書けるようになります。いちいちウィンドウを切り替える手間が省けるというわけです。

6)「あの人」の写真がすぐに見つかる

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Image: Apple

「写真」アプリの機能の一つに、同一人物が写っている写真をまとめてくれる「ピーピル」アルバムがありますが、顔認識機能の強化でさらに正確に。iCloudフォトライブラリと同期するので、繋がっているデバイスも同じ正確性をエンジョイできます。

7)高機能な写真編集

色やコントラストを調節できる「カーブ」ツールを筆頭に、様々な高性能なツールが「写真」アプリに組み込まれました。GIFの再生も可能となり、さらにLive Photosに「ループ」「バウンス」「長時間露光」などのエフェクトがかけられるように。

8)「メモ」アプリがさらに便利に

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Image: Apple

メニューバーの「フォーマット」から表の挿入が可能になり、「ファイル」にはメモを「ピン」するオプションが追加されました。ピンされたメモは常に上位に表示されるので、よく見るメモをピンすると探す手間が省けます。

9)VR!

とうとうMacも公式にVRをサポートをしてくれました。対応機器はValveのSteam VRHTCのViveです。でも売り場にすっ飛んでVRゴーグルを買う前に、あなたのMacのハードウェアがVRの負荷に耐えられるか調べたほうがいいかも。

10)Safariで快適ブラウジング

恒例の軽量化に加え、動画や音声の自動再生がブロックされるように基本設定が変更されます。「自動再生でよかったのに」、という場合はメニューバーの「Safari」下にある「環境設定」を開いて、「Webサイト」の「自動再生」から変更すればOK。

11)Safariがサイト別設定に対応

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Image: Apple

各Webサイトごとの設定が可能に。表示の拡大・縮小、コンテンツブロッカーのオン・オフ、与える許可、自動再生、リーダーモードのオン・オフなどがそれにあたります。例えば、リーダーモードをオン、表示は拡大と設定しておけば、そのWebサイトはいつ開いても読みやすいというわけです。

12)iCloud Driveでファイル共有

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Image: Apple

Finderのファイル共有メニューに「人を追加」するオプションが増えます。追加された人たちにはリンクが送られ、クリックするだけでファイルにアクセスできるようになります。各人に与える許可は、「共有オプション」から管理できるので安心。いちいちEメールに添付するより楽ですよね。

13)コピペをMac間で

Sierraで導入された「ユニバーサルクリップボード」は、iOSとmacOSの間で「コピー」を共有し、どのデバイスでも「ペースト」できるという便利機能でした。High Sierraでは複数のMac間でもこれが可能に(同じiCloudアカウントにログインしている必要あり)。

14)Spotlightでフライト情報

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Image: Apple

便名を入力するだけで到着・出発時刻、ターミナル、搭乗ゲート、遅延情報、地図などを表示してくれる模様。もう乗り遅れない、絶対に。

以上が米ギズモードの注目したHigh Sierra新機能14選でした。「全部知りたいよ!」という方はこちらの公式ページへ。私は日本語と英語の入力が切り替えなしでどちらもできるという、新しい二言語入力が気になります。

さて、皆さんはアップデートしたくなりましたか? 私はアプリ達のHigh Sierraサポートが確認でき次第する予定です。新しいファイルシステム、APFSがSSD(最近のMacのストレージ)に最適らしいので!

Image: Apple
Source: Apple

David Nield - Gizmodo Field Guide[原文
(西谷茂リチャード)