絵画にとけこむフレームテレビ。
ベルリンで9月1日より開催のIFA 2017に先駆けて行なわれたプレスカンファレンスにて、Samsung(サムスン)が新しいテレビを発表しました。その名も「The Frame」。名前の通り、まるで額の中に飾られているようなテレビです。
テレビというものは、ふと気がつけばうすーくなっており、壁掛け設置する人も多いこの頃。テレビをもっとインテリアに溶け込ませたいと考える人もいるでしょう。The Frameは、壁に絵をかけたようなフレームデザイン。

テレビをつけているときはテレビですが、消したあとはスクリーンが真っ暗状態ではなく、絵が表示されるアートモードに。常に絵が表示されるわけではなく、内蔵されたモーションセンサによって、部屋に人がいるとき(動くものの反応があるとき)のみアートモードになります。また照度センサも内蔵されているので、室内の明るさにあう形で画面の明るさを保ちます。そして、みんなが寝静まって室内の動きがなくなるとスクリーンもOFF。デジタルフレームとテレビを融合させたスタイルですね。
アートモードで表示させる絵は、100を超えるSamsungアートコレクションから選ぶことができます。また、世界中のギャラリーやアート団体がキュレートしたコレクションから月額5ドルで好きに選べるサービス、1作品を20ドルで購入(テレビ表示用のデジタル版)できる仕組みもあります。まさにデジタル美術館、現代的なアートの楽しみ方の提案ですね。

The Frameの価格は、55インチが2,000ドル(約22万円)、65インチが2,800(約30万円)ドル。画質は4K UHD/4K HDR Pro/4K Colorで、Smart HubなどのSamsungスマート機能対応。デフォルトでついてくるのは、チャコールブラックという黒いフレーム。お家の雰囲気や好みに合わせて、ウッドフレーム(※別料金:ホワイト、ベージュウッド、ウォルナット)にカスタマイズが可能。

Image: Samsung(1, 2)
Source: Samsung via Cnet
(そうこ)