こだわりが濃縮されたソニーの新しいヘッドホン&ウォークマンシリーズが発表
Photo: K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン)

こだわりが濃縮されたソニーの新しいヘッドホン&ウォークマンシリーズが発表

怒濤の新製品ラッシュ!

ソニーが今年10月から発売するヘッドホン、イヤホン、およびウォークマンのラインナップを明らかにしました。ハイレゾが伸び盛りかつスマホでの視聴機会も増えつつある昨今ですから、ソニーとしても様々な選択肢を用意してきたようですよ。

発表に先立ってこれらの製品に触れる機会を得たのでが、どれも「おぉ、いいじゃない」と言いたくなる仕上がりで、早くお伝えしたかったんです。というわけで早速、ヘッドホンからその詳細を紹介します。


WH-1000XM2

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Photo: K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン)

業界最高クラスのノイズキャンセリング(ノイキャン)を搭載し、LDAC/DSEE HX対応によりワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質を実現したハイエンドモデル。評価の高い現行のノイキャン付きワイヤレスヘッドホン「MDR-1000X」の後継にあたるもので、フルデジアンプS-Master HXやハウジング部のタッチセンサーなどもしっかり受け継いでいる、まさに全部入りモデルの強化版という感じです。要望の多かったDSEE HXのオフが可能になり、バッテリーが長持ちするようになりました。地味ながら嬉しい要素。

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Photo: K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン)

また、専用アプリ「Sony | Headphones Connect」にも対応。これはBluetoothで連携しているヘッドホンの設定をカスタムできるアプリで、EQや定位変更の他にノイキャンのエディットができます。これが結構すごくて、例えばノイキャンをオンにしつつ外音を取り込むようにしたり、「ボイスフォーカス」モードで声だけ聞こえるようにしたりといったことが可能なんです。そのノイキャン具合もワンボタンで環境に最適化してくれたりと、本機の性能をグンと引き出せるこのアプリ、ぜひとも併用してその性能を十二分に味わいたいところです。オープン価格は4万円前後。


WI-1000X

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Photo: K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン)

「WH-1000XM2」のネックバンド版ともいえるモデル。ネックバンド式でありながらLDAC/DSEE HXに対応し、最高クラスのノイキャンも譲り受けています。専用設計の9mmダイナミックドライバーを採用し、「HDハイブリッドドライバーシステム」なる高音質設計を実現。こちらもワイヤレスでありながらグレートなサウンドを提供してくれます。

デザインにもこだわっていて、襟元がカチっとしているビジネス系のシャツにも合うよう重心が調整されているのが特徴です。ケーブルがじゃまになりにくい「ケーブルマネジメント」構造により、バンド本体にケーブルを押し込んで収納できるので取り回しもよし。程々の付けてる感を演出できます。オープン価格は3万5000円前後。


WF-1000X

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Photo: K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン)

完全独立型ヘッドフォン市場では最高クラスのノイキャン性能をもつ、最近流行りのAirPods系独立型イヤホン。左右それぞれに個別の物理ボタンがあって、再生や戻しなどを直感的にコントロールすることができます。この手のタイプは耳へのフィット感がことさらに大事ですが、ロングタイプのイヤーピースを採用することで落ちにくさとフィット感を両立しました。実際に付けてみて軽い運動をしてみましたが、よほど左右に激しくヘドバンしない限り落ちる心配は無いかなという感じです。ジョギングくらいなら問題なし。

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Photo: K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン)

個人的に良いなと思ったポイントは、NFC搭載によるペアリングのスムースさ。ケース底面にNFCが搭載されていて、対応するAndroidなどのスマホとワンタッチで連携できます。しかもケースからイヤホンを録りだすと自動で電源オン、接続確立まで持っていってくれるので、すごくワイヤレス設定が楽なんです。サッと出してピッとして、くらいの感じです。オープン価格は2万5000円前後。

以上3機種は「MDR-1000X」のシリーズ化という位置づけになるとのこと。いずれもワイヤレスですが、「WF-1000X」だけハイレゾ非対応なのでご注意を。カラバリはいずれもブラックとシャンパンゴールドの2カラーで、発売日は2017年10月7日(土)です。これにあわせて、10月からはMDR-1000Xが無くなります。さらば、名機。


h.ear on 2 Wireless NC(WH-H900N)

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Image: ソニー

ここからは現行のh.earシリーズの新モデルになります。オシャレに楽しめるのがウリのh.earシリーズでしたが、デザインコンセプトがアクセント系から普段のファッションに溶け込む系に変更され、カラバリもソフトなトーンで打ち出してきました。

「WH-H900N」はDSEE HXによるアップスケーリングに対応し、ノイキャンやハウジング部のタッチセンサーなど、「WH-1000XM2」に迫る新規機能が搭載されています。ハウジングにサッと触れるだけで外音が取りこめる「クイックアテンションモード」は色んなシーンで便利に使えそうです。オープン価格は3万3000円前後。


h.ear on 2 Mini Wireless(WH-H800)

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Image: ソニー

180gという軽さとコンパクトさをワイヤレスに実現した、アーバンなオンイヤー型ヘッドホン。それでも専用設計の40mmダイナミックドライバーを採用しており、ファッション性もハイレゾワイヤレスも諦めません。ノイキャンやタッチセンサーには非対応ですが、この小ささは旅行やちょっとした遠出にも持っていきたくなる。オープン価格は2万3000円前後。


h.ear in 2 Wireless(WI-H700)

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Image: ソニー

「WI-1000X」と同様のケーブルマネジメント構造を受け継いだネックバンドタイプ。ケーブルをマグネットクリップでまとめることができるため、よりケーブルの取り回しに特化しています。ずっと首にかけていてもわずらわしくない、そんなモデルですね。オープン価格は2万1000円前後。


WI-C400

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Image: ソニー

「WI-H700」のエントリー機というポジショニングで、リーズナブルな価格が特徴。連続再生時間約20時間と非常に使いやすくまとまっています。ネックバンドに搭載された物理ボタンも大きく、初めてこのモデルを使う人にも馴染める使用感を目指しています。オープン価格は7,000円前後。


ZX-300

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Photo: K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン)

さぁ、まだありますよ。お次はウォークマンですが、このZX-300を見た時は久しぶりに「やっぱソニーは変態だ」と思ってしまいました。ZX-300はソニーの最強ウォークマン「NW-WM1」のエッセンスをZXシリーズのコンパクトサイズに収めたもので、「NW-ZX100」の直系にあたります。ZXシリーズでは初となる4.4φバランスケーブル対応です。


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Photo: K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン)

左:NW-ZX100、右:ZX-300

まずモノとしての品質が凄まじく素晴らしい。低抵抗の総削り出しアルミボディに、継ぎ目のない天面と底面のヘアライン仕上げ。手にした時にズンっとくる重量感は品質の高さを想起させます。液晶タッチパネル部にはウォークマンとしては初となるマットガラスを採用しており、これがまた良いんです。指滑りは良いし指紋は付かないし、なおかつ削りだしボディの質感とマッチしている。保護シートがいらないレベルです。

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Photo: K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン)

音質追求の面では、アンプ部の音声ラインに新規のフィルムコンデンサを採用したり、ソニー専用のはんだ品を自社で作ったりなレベルだそうで、開発チームの変態性、もといあふれる熱量が更なる高音質を実現したんだなぁとしみじみ。実際に「NW-WM1A」と聞き比べてみましたが、低音の沈み込みや音場の広がりはなるほどと感じられるレベルでした。出力に余裕があるのでボリュームの1ノッチが浅く、それが豊かなダイナミクスを鳴らしている気がします。

そしてこれが特に良いなと思ったんですが、DACモードとして使うこともできるんですよ。PCで再生する曲を付属のWM-Portケーブルを使って「ZX-300」経由で聞くと、ハイレゾ相当の高音質で視聴できるんです。家でPCに向かい合っている時間が多い人にとってはオイシイ機能なんじゃないでしょうか? 容量は64GB、オープン価格は6万5000円。


A40シリーズ

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Photo: K.Yoshioka(ギズモード・ジャパン)

h.earシリーズとのカラーマッチングが考えられた、A30シリーズの後継機です。元々Aシリーズはハイレゾ対応ウォークマンの入門的位置づけでしたが、その特性と使いやすさをより強めてきました。入門といっても「ZX-300」と同じ高品質はんだの採用やDAXモードの搭載、新コーデックMQAへの対応など音質も抜かりなし。基盤レイアウトもA30シリーズから変更されており、より音質が向上しました。

このA40シリーズにはヘッドホン同梱モデルもあるので、一括でハイレゾウォークマン環境が整えられるのも嬉しいところ。ヘッドホン同梱モデルは容量32GBでオープン価格3万4000円、16GBで2万9000円。非同梱モデルは64GBで3万7000円、16GBで2万2000円。発売日は2017年10月7日(土)です。


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Image: ソニー

また、A40本体、「WH-H800」、専用ポーチ、専用ボックスなどがセットになった1,000台限定の受注生産モデル「Moonlit Blue Special BOX」が10月4日(水)まで予約受付中です。価格は4万5000円で、10月5日(木)から順次発送されます。落ち着いたブルーなのでユニセックスに使えそうです。

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Source: ソニー, AppStore

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