みんな同じで、みんないい!...ということで。
ベルリンで開催されているIFA(国際コンシューマー・エレトロニクス展)にて、ソニーがなかなか興味深い製品を2つも発表しましたよ! いや、それもAppleのある製品にこれまた瓜二つなんですよねぇ...。一つは高級感のある無線イヤホン、そしてもう一つがスマートスピーカーなんです。え? なんとなく想像がつくって?
無線イヤホン「Sony WF-1000X」
まずは、前者の無線イヤホン「Sony WF-1000X」から紹介していきましょう。この「完全ワイヤレス」を謳うイヤホン、AppleのAirPodsにそっくりなのです。いや、見た目ではなく機能の部分で。この最新イヤホンには専用充電ケースがついてきます(あ、AirPodsもそうだった)し、音楽を聴くだけでなく、マイク搭載なので電話もできます(あ、AirPodsもそうだった)。さらにさらに、音楽の再生停止や音声AIを起動させるためのワンタッチボタンも付いているのですよ(あ、AirPodsもそうだった)!
しかし、一点AirPodsとは異なる点もあります。それは、このイヤホンにはノイズキャンセリング機能が搭載されていること。ちょっとその分AirPods(1万6800円)より値段も高く、9月の発売時点では200ドル(約2万2000円)ほどになる予定ですが、音楽好きの人にとっては嬉しい機能かもしれませんね。AirPodsは周囲の音も丸聞こえでしたから。

スマートスピーカー「LF-S50G」
続いてスマートスピーカーの「LF-S50G」。この無線スマートスピーカーも、これまたAppleが12月に発売を開始する予定のHomePodにそっくりです。たとえば、このスピーカーはGoogle Assistant搭載で音声操作が可能、360°どこから聴いても高音質なサウンドが楽しめる仕様となっています。大きくHomePodと違う点は、ソニーのスピーカーの方はBluetoothとNFC(HomePodはWi-Fi)でデバイスをつなげられるという点でしょうか。メッシュ素材が本体全体を覆っていないという点や、うっすらと時刻が表示されているという点を除けば、見た目も本当にHomePodそっくりです。このソニーのスマートスピーカーは10月のリリース予定で、1台200ドル(約2万2000円)となるので、HomePodの350ドル(約3万8400円)に比べれば、お財布にやさしいです。これは何気に嬉しい。
もちろん、ここまで似ているからといって、誰もソニーを責め立てるようなことはしないはずです。どちらも新しいプロダクトカテゴリーですし、どの会社も早急に似たような動きをしたいと思っているはずですから。実際のところ、Appleのようなプロダクトに対して鋭い視点をもつ会社ですら、これら2つのプロダクトに賭けてきている状況です。それに、これらソニーのプロダクトの方がAppleのものより優れているという可能性だってありますし。
これからクリスマスシーズンにかけてHomePod以外にも、たくさんのプロダクトが登場することが予想されます。近い将来、それら似たプロダクト同士の比較レビューもするかもしれませんので、お楽しみに!
Image: Gizmodo US
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(Doga)