未来のクルマはすれ違うとアタマがよくなる? 新世界を体感できる東京モーターショーのVR展示を先行体験!
Image: 東京モーターショー

未来のクルマはすれ違うとアタマがよくなる? 新世界を体感できる東京モーターショーのVR展示を先行体験!

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クルマとクルマが車車間通信!?

2年に1度の秋フェス、 第45回東京モーターショー2017が近づいてきました。今回の会期は2017年10月27日(金)~11月5日(日)で、会場は東京ビッグサイト。またパーソナル・超小型モビリティや電動カート、最新乗用車やバイクの試乗が行なえるクローズドコースをお台場の一角に作るんですって。

日本のメーカーだけではなく、世界各国から153社・団体が参加して、70を超える製品や技術のワールドプレミアが行なわれます。21日に開催された開催概要記者発表会では「世界一のテクノロジーモーターショーを目指す」ということに強く触れていて、クルマだけじゃなくてテクノロジーの新世界も見ることができそう。

しかも今回はクルマのプロたちが本気で考えた「未来のクルマを体験できるっていうじゃない…?

業界全体で取り組む主催者テーマは「TOKYO CONNECTED LAB 2017」

各企業のブースでどんなコンテンツが繰り広げられるのかも気になりますが、ギズモード的には西展示棟4階にどどんと設置される主催者展示エリアにも注目したいんです。日本の基幹産業である自動車ビジネスを受け持つ日本自動車工業会(JAMA)が想像する、未来のクルマの姿を体感できるブースを用意するというのですから。

同ブースの体感系コンテンツは2つ。1つは「THE FUTURE~東京とモビリティの未来を描こう~」で、約300人が入れる360度半天球ドームに未来の交通事情を映し出していきます。体験した人の声に合わせて内容がリアルタイムにアップデートしていくというので、初日のコンテンツと、最終日のコンテンツの差を見比べてみたい!

もう1つは「THE MAZE~都市迷宮を突破せよ~(以下、THE MAZE)」。ネットワーク型のシステムを用いて、未来の東京の道路空間をイメージした1つのバーチャルな空間内に、最大30人が同時にアクセスできるってすでに未来感あります。どんなんでしょ?

コネクティッドな自動運転社会をVRで体験

さて、発表会に先駆けた9月某日。TOKYO CONNECTED LAB 2017のVR展示「THE MAZE」体験会が開催されました。人とクルマと、クルマと社会が繋がっていく未来系。いち早く味わってきましたよ!

しかし最大30人が同時にアクセスできるネットワーク型のシステムってどんなんだろ。ゴツいサーバーがあって、それを取り囲むカタチになるのかな?と思ったら違った! 使っているのは「PlayStation®VR(以下、PS VR)」じゃないか!

THE MAZEは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが開発に協力したそうで、市販ゲームになるかどうかは不明です。しかし、数十人のVRな対戦もできるかも、という可能性は信じたい。

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Photo: ギズモード・ジャパン

THE MAZE」は迷路ゲームのかたちをとっていて、自動運転車両を視線で操って、最大30人で同時にスタート。マップ中央部にあるゴールを目指します。エネルギーがなくなれば最低速度にスピードダウン。道路途中にあるエネルギーステーションに入れば満タンまで回復します。

ほかにも上空からマップを鳥瞰できるドローン機能にアップデート可能なステーションなどがあります。あちこちに工事中で進入禁止エリアがありますが、この通行止め情報はすれ違ったほかのクルマから入手できます。逆に、自分のクルマが覚えた通行止め情報をほかのクルマにも提供します。

これならカンタンかな。よーし、せめて上位ゴールを目指そう。と、あのときの僕は考えていました...。

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Photo: ギズモード・ジャパン

THE MAZE」の世界にダイヴしてみましょう。PS VRを装着して、ピントを合わせます。メガネっこでも楽にセッティングできるところも、PS VRのいいところ。

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Image: 東京モーターショー

30人がログインしたら、ゲームスタート! まずはチュートリアルとなるスタート直後のコースを走ります。自動運転車両とはいっても、ナビなし・道路情報なしの空間です。交差点にきたとき、ハンドルを切りたい方向に視線を向けて運転していきます。

道の状況をリアルタイムに把握しているから路肩により過ぎないし、ほかのクルマとの距離も測っているから衝突の危険性もなし。現状の自動運転機能を実装しているクルマでも、ハンドルから手を離した運転は原則的にアウトですが、コイツは(VRですし)問題なし。真横どころか真後ろを向いても大丈夫。全方位の車窓が見放題!

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Image: 東京モーターショー

僕の脳には「よそ見運転は危険」と刷り込まれているので、ドキドキする行為ではあるんですけどね。でも、クルマはいつかこうなるのか。運転席にいてもLINEでチャットとかできるようになるのか。と思うと、その未来のカタチにもドキドキします。楽だわー。

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Image: 東京モーターショー

ほかのクルマとすれ違いました。いままで僕のクルマが走ってきたルートマップに、すれ違ったクルマが取得していたマップ情報が追加されました。行ける場所、通れる道が広がる=世界が広がる感じが楽しい!

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Image: 東京モーターショー

しかし、残念ながら制限時間内にゴールできず! 上位を狙うとか甘いこと考えすぎてた! スタート前、ちょっとだけマップ全体の俯瞰図を見ることができますが、立体交差と通行止めポイントがいい具合にいやらしく記憶の邪魔をしてくれます。だからこそのコネクティッドで、ほかのクルマとライブな情報をやりとりする仕組みなんですね。

世界の進化を参加者全員で共体験

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Photo: ギズモード・ジャパン

「迷路をコネクティッドカーで解いていく。これは課題解決エンタメなんです」と語ってくれたのは、「THE MAZE」の制作を担当するクリエーティブ・ディレクターの寺本誠さん。「東京の道路って迷路みたいですよね。たとえ未来になったとしても、街のカオスなところは変わらないと思うんです」。

そんな課題に対して出した答えが、モビリティ同士や、モビリティと街が通信しあってリアルタイムな情報を共有・拡散・更新していく「つながるモビリティ」だといいます。

また、「THE MAZE」はモビリティや街が繋がっていく様子をコンテンツ化していますが、今後のコネクティッドカーの可能性として「モビリティがインフラや生活とも、多様につながっていく未来となるでしょう」と寺本さんはいいます。

スマートホームと通信する機能をもたせれば、地域社会に根付いた新たなシェアカーの世界も開拓できるでしょう。それこそ、限界集落における通院や買い物を日常的にサポートしてくれるインフラともなりえます

人をサポートしてくれるプロダクトとして、クルマにはもっと進化できる余地がある。そのことを強く感じましたね。

未来のクルマ事情と道路事情を予習しよう

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Image: 東京モーターショー

手放し運転でも安全性を追求するコネクティッドな自動運転技術をVRで楽しめる、「THE MAZE」。将来の道路事情はこうなるのか、という未来をいち早く体験するのにぴったり。また、クルマというデバイスが持つ可能性、拡張性も学べます。まだまだスペースに余裕がありますもんね。センシングの技術やネットワークの技術を盛り込むことで、動くIoTになるんですもの。

クルマの運転が好き(それこそマニュアル車しか乗っていないという人も含めて)な人から、クルマに興味がない人、また子どもたちにも体験してもらいたいもの。移動空間もネットや社会と自由にコネクティッドできる未来。いち早く予習してみませんか。

10月にも、もう1つのコネクティッドな体験レポートを掲載しますよ。お楽しみに!



Image: 東京モーターショー2017
Photo: ギズモード・ジャパン
Source: 東京モーターショー2017

(武者良太)

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