「胸に手が突き刺さってるよ!」VRデート、まさかのポテンシャルを見せる
Image: Virtually Dating

「胸に手が突き刺さってるよ!」VRデート、まさかのポテンシャルを見せる

ジョークと見せかけて実はかなり良さそう。

動画の投稿やFacebook LiveによってYouTubeの動画プラットフォームとしての地位を奪おうとしているFacebook(フェイスブック)。彼らの最新の動きは、シリーズ形式のビデオ配信プラットフォーム「Watchです。

ドキュメンタリーからドラマ風まで、Facebookが番組の制作費を提供し、National GeographicやCondé Nastといった大手パブリッシャーたちにオリジナルの動画コンテンツを制作してもらい、配信するというもの。つい先日全米でのコンテンツ配信が開始されたのですがどれもなかなかユニークな番組が揃っていますよ。その中でも話題になっているのがCondé Nastによる『Virtually Dating』です。



名前を聞いて想像がついた人も多いかもしれません。会ったことのない男女1組の顔と身体をスキャンして、VR世界で初デートをしてもらうという内容になっています。VRデートです。うーん、なんともダメそうな雰囲気が漂っている気がする...と第一印象で決めてしまってはいけません。番組を見ていただけると分かりますが、「あれ? VRデート、かなり良いかも!?」とそのポテンシャルの高さに驚いてしまいます。そこで、普通のデートと比べた時のVRデートのメリットを書いてみました。


いきなり笑える


仮想現実の世界でデート相手と会うというのはなんだかとっても可笑しいものです。特に番組「Virtually Dating」では現実世界で一度も会ったことの無い相手といきなりVRの世界で対面します。これはVRがまだ完璧でないという「怪我の功名」的な側面もありますが、足が180度逆方向を向いてしまったり、腕が自分の胸に突き刺さってしまったりと、笑える挙動がたくさんあるので初対面でも一緒に笑うことができます。

とは言え「Virtually Dating」ではちゃんと全身の3Dスキャンをして、顔写真もアバターに取り込んでいるので相手の見た目や身長などもわかりますよ。さらにその場に相手もいるので握手やハグ、ダンスなど、相手に触ることもできます。握手するのも一苦労、という具合ですが、こういったひとつひとつの小さい苦労が笑えるんですよね。出会って数十秒で打ち解けた笑顔が見えています。なんですか...羨ましいじゃないですか。


どこにでもいける


高級感のあるバーから、宇宙船、そしてなんと月面まで、行きたいところはどこにでも行けるVR。もちろん現実のようなリアルさは無いですが、360度、自分に見えている世界が異世界になります。デートの雰囲気を盛り上げてくれることは間違い無しです。番組では月面で自己紹介をしながら、地球を背にそれぞれの生い立ちなどを語る2人。あれ...これ、見ていいのかな?と、覗き見しているかのような感覚に襲われてニヤニヤしてしまいます。この時点ですでに最高のデートです。


色々なアクティビティ


VR世界でできることは、話すだけではありません。コントローラーを渡されて3Dの宇宙船を2人で作ったり、ボタンを押して恐竜やエイリアンのアバターに変身させられたりとVRならではのアクティビティが可能です。やはりデートでは非日常感だけでなく、何かを一緒にする、というプロセスが大事。共同作業を経て出演者の2人もどんどんと距離が縮まっていきます。

そして最後にはVRヘッドセットを取り外して初顔合わせ。「VRの顔と結構同じだよ!」と新鮮な驚きがあります。「初めまして」とハグをする様子を見ていると思わずこっちもニヤニヤしてしまいます。もう2人結婚しちゃいなよ!なんて言いたくなるくらい。改めまして、羨ましいです

そして2人は別々に「2回目のデートに行くか」を決めます。VRデートは成功だったのでしょうか、結末はご自身でご確認ください。


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Image: Virtually Dating


次回予告にはゾンビが登場。甘くみていましたが、この番組かなり期待できそうですね...初デートでゾンビと対決ってかなり面白いです。

他にも多くの番組が次々と配信予定のFacebookの「Watch」。年末には一話3億円以上の予算で制作される大作ドラマも発表されるという報道もあります。そうです、YouTubeどころかNetflix、Amazon、そしてテレビの役割も吸収しようとしているんですね。今後の動きに要注目です。


Image: Virtually Dating
Source: Virtually Dating via The Verge
Digiday, The Wall Street Journal

(塚本 紺)

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