キラキラのアワアワが現われます。
すでに色々なカメラが登場し、誰でも簡単に撮影できる360°映像。そして360°の次のトレンドは「360°音声」でしょう。VR視聴者の目線に合わせたサラウンドを鳴らす360°音声は、より没入感を増す重要な仕組みです。
そんな360°音声に目をつけたのが、PhotoshopでおなじみAdobe(アドビ)。Adobeがコンセプト・ソフトウェアとして開発している「SonicScape」では、音を視覚的に表示して、編集者がカンタンに音を操ることができるようになります。
ではSonicScapeを使って360°音声を編集する紹介動画をどうぞ。
このSonicScapeは、ラスベガスで開催されたAdobeの年次カンファレンス・Adobe Maxにて発表されました。
編集中の映像にオーバーレイされている大小のカラフルなバブルは、SonicScapeの特徴である可視化された音声。上の動画を見る限り、バブルの位置が音声の発生源、バブルの大きさが
また画面右下には、視点の前後および上下左右どこに音源を持ってくるかも直感的に編集ができるようになっているので、録音時にマイクがあるべき位置になかったとしても容易に修正ができます。しかもこれならテキストやグラフィック、音効などもひとつのインターフェイスで追加が可能とのこと。
Upload VRいわく、今のところ本ソフトがほかのAdobe製品と併用できるかは定かではないそうです。さらには昨年発表された「Premiere Pro video editing suite」では、ヘッドマウントディスプレイとOculus Touchのようなコントローラーを使用してVR映像を編集できるようになったばかり。
なのでこれが独立したソフトになるのか、それともPremiereに取り込まれるのかもまだわからないところです。
ともあれ、VR技術の発展とともに、360度カメラやマイクといったハードだけではなく、裏方でこうしたソフト面も発達しているんですね。