Apple、Wi-Fi脆弱性問題をベータ版で塞いだ模様。一般配布も近日中に

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Apple、Wi-Fi脆弱性問題をベータ版で塞いだ模様。一般配布も近日中に
Image: yum-yum / Shutterstock.com

早目のリリース、お願いします。

いま世間を賑わせている、Wi-Fiのプロトコルに発見された脆弱性。Wi-Fiが利用できるさまざまなデバイスに影響があることでかなり心配されていますが、iMoreによればApple(アップルは)すでにiOSやmacOS、watchOS、tvOSのベータ版でこの脆弱性を修正していることがわかりました。

今回の脆弱性は「KRACK」と呼ばれるもので、Wi-Fiのプロトコルで暗号化に利用される「WPA2」で見つかりました。WPA2はこれまで安全な暗号化方式だと認識されていたため、スマートフォンやPC、Wi-Fiルーターなどさまざまな機器で利用されており、大きな影響となっているのです。

またAppleは一般ユーザーに対しても問題解決のアップデートを近日配信する予定だとしています。ベータ版のソフトウェアは開発者向けでどのような不具合があるのか予測できないので、ここはAppleによる正式なアップデートの配信を待つのがよさそうです。

このKRACK問題に対して、Microsoft(マイクロソフト)はすでにWindows向けに修正パッチを配布しています。またAndroid OSは11月6日に配布されるアップデートを待つ必要があるようです。ただし端末によっては、アップデートの配信はさらに後になる可能性があります。



Image: yum-yum / Shutterstock.com
Source: iMore, The Next Web

(塚本直樹)