うーん、やっぱり少ないですね。
いよいよ再来週に発売される「iPhone X」ですが、これまでも繰り返しその生産量不足がささやかれてきました。そしてやはりというべきか、海外アナリストの予測によるとiPhone Xは発売開始時に200〜300万台しか在庫が用意できない可能性があるというのです。
MacRumorsが掲載したKGI証券アナリストのミンチー・クオ氏のレポートによると、iPhone Xの2017年第4四半期(10月〜12月)の出荷台数は2500〜3000万台。これは以前の予測よりは低い数字ですが、極めて悪いとも思えません。ただし発売日に200〜300万台しか用意できないのでは、発売週に1000万台以上を売り上げていた過去のiPhoneと比べると大きなペースダウン。発売直後はかなりの品薄状態になると予測されます。
なお、このような生産量不足の状態は長くは続かないようです。レポートによると、iPhone Xに発生していた生産上の問題は2つ。1つはフレキシブルなプリント基板(FPCB)に起因するもので、これはiPhone Xのアンテナや背面のデュアルカメラなどに利用されているそうです。ただ、この問題は近日中にも解決されるとしています。そしてもう1つは以前より度々報じられていた顔認証などに利用される「TrueDepthカメラ」ですが、こちらは"最悪な状況は脱した"としています。
このようなiPhone Xの生産性の向上は、以前に台湾紙のDigiTimesによっても報じられていました。情報をまとめると、発売直後は超品薄、しかし年末に向けて生産量不足は解決されてゆき、2018年第1四半期(1月〜3月)には状況は改善するだろう、といった感じです。
もし2017年11月3日の発売日にiPhone Xが手に入らなくても、少し待てば意外となんとかなるのかもしれませんよ?
Image: Shutterstock.com
Source: MacRumors
(塚本直樹)