サイコパスの犯罪心理とは…? Netflixオリジナルシリーズ『マインドハンター』新予告編

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サイコパスの犯罪心理とは…? Netflixオリジナルシリーズ『マインドハンター』新予告編
Image: (c) Netflix. All Rights Reserved.

常軌を逸した殺人にも、犯人なりの理由があることが見えてきます。

デヴィッド・フィンチャー監督が連続殺人鬼の犯罪捜査を描く、Netflixオリジナルシリーズ『マインド・ハンター』が、10月13日(金)より全世界同時配信されました。

舞台は1970年代後半のアメリカ。以前までの殺人は金品強奪や復讐など目的がハッキリしていましたが、社会が複雑になると共に快楽殺人を連続で行なうサイコパスの犯行が増えてきた時代でした。

そこで彼らの育った環境や思想などを聞き取り調査し、分析して今後の捜査に活かそうと考えた若い捜査官ホールデン・フォードが奮闘するのがこの物語です。

ではNetflix Japanが公開した最新トレイラーをご覧ください。


Video: Netflix Japan/YouTube

今回の予告編はやや短いので、前回の予告編と併せてご覧いただくとより理解が深まるかと思います。

とある事件現場で犯人との交渉に失敗したフォードは、FBI内で彼が行なう講義が好評だったと、教官にさせられてしまいます。そこで彼はそのスキルを伸ばすべく、大学で現代応用犯罪心理学を学びたいと上司に頼み込みます。

さらには心理学に懐疑的だった上司より、行動科学化の熟練捜査官ビル・テンチを紹介され、ふたりで国内を行脚し、地方の警察署でFBIのテクニックを伝えるように。そこに目をつけた彼らは、地方に収監されている連続殺人鬼たちと面会を重ね、犯罪心理を体系化していくとともに各地方で起こる殺人事件の相談にも乗るようになっていきます。

始めは周りからバカにされていたふたりの調査はやがて認められるようになり、美人の大学教授ウェンディー・カーも仲間に招き入れ、連続殺人鬼のプロファイリング確立への道が徐々に拓けてくるのです。



本作にハデなアクションこそないものの、映画『羊たちの沈黙』、『セブン』、そしてドラマ『相棒』のようなテイストをフィンチャーの冷たいトーンで丁寧に描いていきます。

フォードとテンチが少しずつ前へ進み、時には挫折を味わうドラマ性と、70年代の音楽やアメ車が多く登場するちょっとしたお楽しみ、それぞれが抱える悩みにも人間性がにじみ出ており、静かでも次第に引き込まれる作品となっています。

Netflixドラマ『マインドハンター』はシーズン1全10話が公開中です。



Image: (c) Netflix. All Rights Reserved.
Source: YouTube

岡本玄介