写真に入り込んだ邪魔なクレーン車を消す、Photoshop職人の妙技
Image: Photography and Retouching with Denyer.pro/YouTube

写真に入り込んだ邪魔なクレーン車を消す、Photoshop職人の妙技

絶対ムリでしょこんなの!! もフォトショなら大丈夫。

写真の修正や加工に必須のソフト「Photoshop」。多くの人がチョロっと触ったことくらいはあるかと思いますが……なかったものを追加するとか、邪魔なものを削除するとか、技術と経験次第では魔法のようなことができるのが魅力。

今回はその一例として、港町のビルを背景に、手前の桟橋に置かれたクレーン車を消し去る妙技をチェックしてみましょう。早回ししていますが、とてつもない工程を重ねていきます。

では、Photography and Retouching with Denyer.proの映像で、その職人芸ををご覧ください。

Video: Photography and Retouching with Denyer.pro/YouTube

おぉ! ちゃんとパース引いてる!!

動画でもおわかりのとおり、修正の基本は使える部分をコピペで切り貼りし、フィルターでノイズを加えるなどして質感を自然に馴染ませることです。

クレーン部分の後ろが細かい窓だらけでゲンナリしますが、隣や下の窓をコピーして貼り付ければイケちゃいます。でも同じ窓では不自然なので、開き方を変えるなどの演出を施すのです。

この職人さんの凄いところは、現地の地図まで調べてネットからこの場所が写った素材を引っ張り出し、予め引いたパースに合わせてビルや窓の角度をピタリと一致させるところ。別にそこまでしなくてもかなりの完成度になるはずなのに、この方はそれ以上を求めているわけです。

後半ではクレーン車の運転席で隠れたビルの詳細がわからないらしく、これまたネットを駆使しまくって参考資料を探しています。ここまで来たらもう後には引けませんもんね。(でも素材の解像度が低いとその努力がパーに)

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実は筆者もデザイン業を営んでおりまして、かつては「ビーフシチューをクリームシチューにして欲しい」、「3本入りでソースがたっぷりかかった粗挽きソーセージを5本の白ソーセージにして欲しい」など数々のムチャ振りに応え、魔法の杖をふるってきました。

なのでこの地味で細か~い作業、苦労がよく解るんですよね。このデザイナーさん、本当にお疲れ様でした。



Image: YouTube
Source: YouTube
Andrew Liszewski - Gizmodo SPLOID[原文

岡本玄介

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