SonosのAlexa対応スマートスピーカー「Sonos One」ハンズオン!これならEcho Dotでいいかも...?
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

SonosのAlexa対応スマートスピーカー「Sonos One」ハンズオン!これならEcho Dotでいいかも...?

Sonosは競合他社に追いつけるんでしょうか?

Sonosは気に入らないかもしれませんが、このスマートスピーカーはもう「Amazon Echo」って呼んでしまってもいいかもしれません。ただし、ハイエンドかつ高音質であるものの、ちょうど最近昇進してお金にも余裕のある人だけが買いたくなるような、欠陥のあるAmazon Echoです。だって、50ドル(約5600円)のEcho Dotや100ドル(約1万1200円)のAmazon Echoに反して、こちらのスピーカーは200ドル(約2万2400円)もするんですから。

Sonosは1年以上もスマートスピーカーの開発に取り組んでいますが、こうやってようやくスマートスピーカー「Sonos One」が登場した今、むしろこの華々しいデビューが拍子抜けのような印象すらもってしまいました。そう、Sonos Oneは音質も見た目も、スピーカー「PLAY: 1」をベースにした優れたものに仕上がっているのですが、逆に何が新しくなったんでしょうか...? Echoでもすでに音楽は再生できていましたから、今回Sonosは「高音質」という要素を加えてきたわけです。この新しい製品は、注目に値するものというよりも、どちらかと言えばただの繰り返しのようでもありますが、スマートスピーカーへの需要が高まっている今や、Sonosは他社に遅れてはいられません。

そのため、Sonosも今賭けにでているのでしょう。高品質でオープンプラットフォームなスピーカーをつくるメーカーという、いい評判を将来のために賭けたんです。Alexaは私たちの音楽体験を変えてくれると思いますか? おそらく、それはないでしょう。しかし、手がふさがっているときや、スマホで検索するのが面倒なときにはすごく助かる機能ではあります。つまり、Sonos Oneの裏にあるこの前提は間違ったものではないのですが、残念なことに、実際にはこのデバイスはこの可能性を十分に発揮できていないということです。

箱から取り出しても、Play: 1そっくりです。Alexaはデフォルトではオフになっていますから、その場合は、AlexaとリンクせずにただのSonosスピーカーとして使うこともできます。本体上部のボタンを押せば、マイクをオフにすることすら可能です。まだAlexaに価値を感じない、プライバシーを気にする多くの人たちにとっては欠かせない機能ですね。

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しかし、スピーカーに電源をつないで、初期設定段階でAlexaを使えるようにしておいた方がSonosとしても良かったんじゃないでしょうか? すべての機能がちゃんと動くようにするためには、初期設定でSonosアカウントを作成して、音楽サービスをアカウントにつなぎ、Alexaのアプリをダウンロードし、そしてさらにSonosとAmazonの音楽サービスをつなぐ必要もあるんですから。1年以上も開発のためのテストをしてきたのなら、この辺のユーザービリティはもう少しスムーズにしてくれても良かったはずです。Sonosが本当にスマートスピーカーに未来を賭けているのであればなおらさらでしょう。

それに、SonosとSpotifyが過去かなり親密に協働しあっていたことを考えると、Spotifyはもう少し使いやすくなっていてほしかったものです。Sonosは「Spotifyが完全に声だけで操作できる日はもう間もなく」と言っているものの、今のところ、Spotifyで曲やプレイリストを再生するときはスマホを使わなくてはいけません。にも関わらず、音量などの操作は声を使って行うんですよ。「Alexa、Spotifyで『Discover Weekly』のプレイリストを流して」とお願いすることができないんです。

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これはつまり、Amazon Music Unlimitedや、Pandora Radio、TuneIn Radio、もしくはiHearRadioのようなほかの音楽ストリーミングサービスを受け入れる必要があるということでもあります。Apple Musicについては、Sonosの担当者が「今後Apple(アップル)サービスのフルサポートを計画している」と語ってくれたものの、いつ頃を予定しているのかは明かしてくれませんでした。地球上でもっとも大きな音楽ストリーミングサービスの2つであるApple MusicとSpotifyをサポートしていないということであり、これは特にひどい要素かもしれません。しかし、これが問題かどうかは、ユーザーがどのサービスにお金をかけているかによって異なるでしょうね。

Alexaに関しても、Sonos Oneはイラっとする制限をかけています。普通のEchoのようにAlexaの一般的なタスクは使えるんですが、知り合いにメッセージを送ったり、電話をかけたり、リマインダーを設定したり、簡潔なニュース/スポーツ情報を聞いたりといった機能にはまだ対応していないんです。本当に純粋なスマートアシスタント体験を求めているようであれば、もういっそのこと直接Alexaアプリの方にアクセスしたくなるはずです。Spotifyの一部機能と同じように、Sonosは、Alexaの未対応機能をすぐにサポートするよう取り組んでいるとは言っています。

Sonosはこんな失敗をしている余裕なんてないはずです。なぜなら、Sonos Oneは今市場に存在するほかのたくさんのスマートスピーカーのうちの一つに過ぎないからです。もしこのデバイスが私たちの理想どおりでなかったとしても、代わりになりうるほかのスマートスピーカーはすぐにやってきます。Google(グーグル)から400ドル(約4万4900円)する「Google Home Max(Play: 5そっくりなんですが)」が発売されますし、Apple(アップル)からも350ドル(約3万9300円)の「HomePod」が12月に発売されることが予定されています。しかし、もし音質をそんなに気にしないのであれば、ほかの安めのスピーカーを見てみるのもいいでしょう。可愛らしい「Google Home Mini」や、アップデートされた「Echo Dot」とか。

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ただ、Sonos Oneにはある特典があります。来年、SonosがGoogleアシスタントをサポートするということです。AlexaもGoogleアシスタントもそれぞれ独自の強みをもっていますので、もしかしたら、これでもう少し競合スピーカーよりも便利で、賢くなるのかもしれません。それと、もし皆さんがこの新しいSonosスピーカーにお金をはたいてもいいということであれば、Sonos OneはPlay: 1よりちょっと高いだけですのでご安心を。Play:1の方はオンラインで割引された物を見つけるのもそう難しくはないと思いますけどね...。あと、これはSonos Oneの1番の売りかもしれませんが、これだけいろいろ言ってきたものの、Sonos Oneはやはりスピーカーとしては素晴らしいので、もし値段に関して心配していないのであれば、Sonos Oneを選んでも痛手は負わないはずですよ。

ただ、私を含めて、値段が気になる普通の人たちにとっては、時期や場所次第ではPlay: 1を150ドル(約1万6800円)ほどで見つけることもできるはずです。それに、SonosもなぜかEcho Dotを購入する既存顧客に25ドルの割引特典をつけているくらいです。

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まるでSonosが私たちに「誰もSonos Oneには興味ないから、Echo Dotを選んだら?」と言っているようでもありますよね。今のところ、私もEcho Dotをお勧めします。少なくも、Sonosが本当にGoogleアシスタント、Spotify、Apple Musicのサポートをしてくれるようになるまでは...。ほとんどの人にとって、Echo DotやPlay: 1のようなスピーカーで十分なんですから。

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Harrison Weber - Gizmodo US[原文
(Doga)

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