Appleの自動運転プロジェクト「Titan」の車両が、至近距離から目撃される

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Appleの自動運転プロジェクト「Titan」の車両が、至近距離から目撃される
Image: MacCallister Higgins‏/Twitter

なにやら装備が洗練されている?

結局、車自体の開発は諦めたものの、ソフトウェア方面での開発が続いているApple(アップル)の自動運転車プロジェクト「Titan」。そのTitanの開発車両と思われるセンサーを積んだレクサスが、とある専門家によって撮影されました。

今回の動画をTwitterに投稿したのは、自動運転関連技術を開発しているVoyageの共同創立者のMacCallister Higgins氏。彼は「AppleのTitanについては、140字じゃとても語り尽くせないよ!」とおどけていますが、動画からはさまざまな情報が推測できそうです。

まず今年の4月末にも同様のTitan開発車両と思われるレクサスがAppleオフィスから出てくるのが目撃されていますが、ルーフに乗っけられたセンサーの形が今回は大きく異なっています。今回のものはVelodynaの「LIDAR」センサーを6つ搭載し、その他にもレーダーやカメラが搭載されているようですね。

またThe VergeによるHiggins氏へのインタビューによれば、「このプラスチックの筐体の中にはセンサーだけでなく、コンピューターも内蔵されているだろう」とのこと。このような自動運転の開発者ではトランクにコンピューターを格納することがよくありますが、Appleの開発システムはそこから1歩進化しているようです。

こちらはTitanの開発車両の全景。以前の目撃情報と同じく、車両はレクサスの「RX450h」ですね。個人的には、コレはコレでかっこいい気も。

Appleは自動運転システムを開発していることを公式に認めていますが、現時点ではその具体的なリリース日などは明かされていません。一方、この技術はシャトルバスのような定期路線を移動する乗り物に利用される、という情報も。はたして、私達がAppleのソフトウェアで制御される自動車に乗る日はくるのでしょうか?

Image: Twitter
Source: Twitter(1, 2) via The Verge
(塚本直樹)