iMac Pro…恐ろしい子!
8〜16コアのXeonプロセッサを搭載し、一体型PCとは思えぬハイエンドっぷりを実現する「iMac Pro」。なんとも興味深いことにiMac Proは「A10 Fusion」プロセッサを搭載し、「Hey Siri」への常時応答が可能なようなんです。
9to5Macが報じた情報によると「BridgeOS 2.0」のソフトウェアからiMac ProにARMベースのコプロセッサ…つまり、iPhone 7などに搭載されている「A10 Fusion」プロセッサの存在が明らかになったのです。Macの内部にiPhone用のプロセッサが搭載されるなんて、非常に興味深い設計ですね。
Confirmed: "Hey, Siri" is coming to the Mac pic.twitter.com/Dw9bRAzbxD
— Guilherme Rambo (@_inside) 2017年11月18日
そしてTwitterユーザーのGuilherme Ramboが発見したように、なんとiMac Proでは「Hey Siri」による常時応答ができるんです。iPhoneでおなじみのこの機能、実はMacでは使えなかったんですよね。また、Hey SiriはiMac Proの電源がオフでも利用できるみたいですよ!
なお、ARMベースのプロセッサをMacへ採用する計画は以前から報じられており、MacBook Proでは省電力用の「T310」プロセッサを組み込む計画があるとBloombergが報じたことがあります。さらに、あのピカピカ光る「Touch Bar」もARMベースの「T1」プロセッサによって駆動されているんですよね。いよいよ、その流れがデスクトップ向けのMacにもやってくる、ということでしょうか。
Apple(アップル)が強みを失いつつあったワークステーション分野で復権するために来月12月に発売されるiMac Pro。しかしその中身は、スペック以上に意欲作なのかもしれませんね。
Image: Brian King(Twitter)
Source: 9to5Mac, Guilherme Rambo(Twitter)
(塚本直樹)