最高の閃きだと思ったんです。
それはiPhone Xを手に入れた翌日、友人とスタバで語り合っていたときのこと。何気なしに「降板となったホームボタンの代わりに、AssistiveTouchの仮想ホームボタンを追加したら便利なのでは?」とトライしてみたら、画面下部のDock付近へ設置できました。こりゃ便利♪
そしてある手順を踏むことで、更に下。トップ写真のようにDockのアプリにも重ならないような画面の最下部に設置できたのです。…が! とある仕様の壁に阻まれることになりました。

まず「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「AssistiveTouch」→「最上位メニューをカスタマイズ」とタップ。最上位メニューに「ホーム」だけを残して、AssistiveTouchを有効化。すると、仮想ホームボタンが画面に追加できます。

こうして作った仮想ホームボタンは、タップすると「ホーム」ボタンを同じ挙動をします。画面下部にも設置できますが、Dockと同じ位置までしか下がらずアプリをタップする邪魔になります。
そしてこの位置では、iPhone X非対応アプリを起動すると強制的に右上へワープします。なんで!

しかし、X非対応のアプリのなかでは、画面の最下部に仮想ホームボタンを移動できるのです。この位置ならばDockのアプリをタップするときに邪魔になりません。やったぜ!

ところがどっこい。画面の最下部に仮想ホームボタンを配置した状態で、iPhone X対応アプリを起動すると無情にもバーの上に飛び出てしまいます。そしてiPhone X非対応アプリを起動するとやっぱり右上! 手順を収めた動画も撮影してみました(字幕ONで挙動も解説しています)。
最下部に配置できる!とわかったときは、小躍りしたくなったんですけど、この仕様はちょっと残念。
「そこには絶対に置かせない」というAppleのポリシーのようなものを感じました。便利でしょうし、ニーズも高いと思うんですけど、なんででしょうね…。Androidっぽくなっちゃうからでしょうかね。
何かしら仮想ホームボタンを画面下部に固定するウル技って無いものでしょうか。むぅ…。
Photo: 小暮ひさのり
Image: Apple
Source: Apple
(小暮ひさのり)