コントロールセンターからではWi-FiとBluetoothが実は切断できていない件について、Appleがベータ版にて対策をテスト中!
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コントロールセンターからではWi-FiとBluetoothが実は切断できていない件について、Appleがベータ版にて対策をテスト中!

教えてくれるのと、教えてくれないのとでは大きな違いですもんね。

iPhone Xの発売の2カ月ほど前に姿を見せた、iPhone/iPad向けOSの最新バージョン「iOS 11」。コントロールセンターにもいくつかの変更が加わり、最も一般的に使う設定パネルを一面に置くことで、設定変更の煩わしいプロセスが合理化されました。え? 「じゃあ何が問題なのか」って? この設定の変更には、Wi-FiとBluetoothのオン/オフボタンも含まれているのですが、実際のところ、オフにしても今つながっているデバイスとの接続を切るだけで、iPhoneの中のチップセットは完全に切れていないんです。

そこでMacRumorsによると、現在Apple(アップル)のデベロッパーはこのコントロールセンターのデザインの一部に修正が必要かどうかを見定めているようです。最新のベータ版では、コントロールセンターからWi-FiやBluetoothを使うと、一時的にデバイスからの接続を切断する旨のポップアップ勧告が上がるようになりました。

たとえば、コントロールセンターのWi-Fiボタンを押してオフにすると、「現在のWi-Fiネットワークと近くのデバイスは明日まで切断されています。AirDrop、テザリング、現在地情報のためのWi-Fiは引き続き利用可能です」と表示されるようです。Bluetoothの場合もほぼ同じで、「現在つながっているアクセサリーは切断され、(明日まで)ほかのアクセサリーと接続されません。Apple Watch、Apple Pencil、テザリング、Handoff機能のためのBluetoothは引き続き利用可能です」と表示されています。



MacRumorsによると、それでも翌日になる前にどちらも勝手にオンになってしまうことがたくさんあるようです。たとえば、移動して現在地が動いたり、意図的に設定画面からデバイスと再接続させたり、iPhoneを再起動したりすると、再びオンになってしまうとのこと。

ただ、この変更はあくまでベータ版ですので、Appleが一般ユーザーへリリースする前に、この修正が解決策として不十分だと判断される可能性も残されているということも覚えておく必要があるでしょう。

コントロールセンターでWi-FiやBluetoothがオフになっていても、iOSデバイスの中のWi-FiとBluetoothチップはオンのままなっているという仕様は、もともと利便性のために実装されたはずでした。たとえば、ユーザーが簡単にアクセスできてボタンを押せるため、再びオンにしたくなったときにもわざわざ設定画面にいって変更する時間の無駄もなくなります。しかし、セキュリティーという観点では問題アリでした...。iPhone上にはWi-FiやBluetoothチップが実はオンのままになっているということがどこにも説明されていなかったからです。それはつまり、ユーザーが無線によるハッキングや、マルウェアによる脅威に「無自覚に」晒されているということになります。

今回の新たな仕様変更は、セキュリティ面の心配を完全に取り除いてくれるわけではありませんが、少なくとも裏で何が起きているのかということをユーザーに意識させてくれることにはなりますよね。たとえば、それによりユーザーもコントロールセンターをどうやって使おうか自分で検討することもできるようになるわけですから。

この仕様で一般向けリリースされることを祈りましょう!



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Source: MacRumors, Twitter

Tom McKay - Gizmodo US[原文
(Doga)