これなんてホラー映画?
日本でも公開されたばかりの映画『ジャスティス・リーグ』ですが、こちらはDCコミックのヒーローたちが集結する映画ですよね。マーベルの『アベンジャーズ』もヒーロー集結ですが、あちらはまったくの別物。
ですが中国の映画館に張られたポスターは、チープなコラージュでDCとマーベルのヒーローたちが一堂に会しただけでなく、マーベル側が無残に殺されている姿が描かれていたのです。

右から時計回りに、デッドプールはアクアマンに串刺しにされ、アイアンマンのマスク&腕とソーのムジョルニアが地面に埋もれ、バットマンは左手にソーの生首を持っています。
ワンダーウーマンはゴッドキラーでウルヴァリンの脇腹を突き刺しており、スーパーマンはアントマンを握り潰し、フラッシュはキャプテン・アメリカの顔を踏んづけるという、すっごく陰湿な感じの仕上がりとなっています。
デップーとローガンはこれくらいで死なないから良しとしても、意地が悪いですよね。マーベル映画より良い映画だぞって暗喩にしてもちょっと……ねぇ?
このポスターは、中国大手の掲示板サイト微博で話題となり、今のところ一カ所の映画館で柱とエレベーターに張られていたことが確認されています。
ほかにも映画情報アプリWanda CinemaとiQiyiという映像サイトにも、映画のプロモーションとして使用されていたとのこと。iQiyiはユーザーからの指摘で削除したようですが、担当者たちはわかっていなかったのかが不思議なところです。
中国では、つい最近でも映画『スパイダーマン:ホームカミング』でピーターが乗馬していたり、背景に万里の長城があったり、子パンダたちに囲まれるフェイク・ポスターがネット上を駆け巡っていました。
ファンがお遊びで作ったまでは良いとしても、さも本物のように扱うのはダメダメですよね。まだまだ今後も、こういう事態が起こりそうな気がします。
Image: Reddit
Source: 微博(1, 2,3), Reddit
Beth Elderkin - Gizmodo io9[原文1, 2]
(岡本玄介)