まぁ、操作の違いはありますが…。
「iPhone X」ではより便利かつセキュアな顔認証機能「Face ID」が導入されましたが、せっかちな現代人にとって気になるのは「それってTouch IDよりも早いの?」という疑問。これについて、海外テックサイトのTom's Guideが比較テストを行なっています。
今回Tom's GuideのMark Spoonauer氏が行なったのは、いかにホームスクリーンに早く到達できるか、というテスト。いかにロックを早く解除できるかではないことに注意しましょう。
まずFace IDでは、サイドボタンを押して画面をONにし、顔を読み取ってロックが外れるまでが1.2秒。そしてスワイプアップでホームスクリーンに到達する動作が0.4秒。2つを組み合わせると1.6秒でした。ただし「Raise to Wake」オプションをオンにしてスワイプアップ動作だけを行うと1.48秒でホームスクリーンに到達。まぁ、悪くない数字でしょう。
次にTouch IDでは、ホームボタンを押すだけ…ということで、0.91秒でホームスクリーンに到達できました。むむ、やはりTouch IDのほうが若干早いようですね。
ただし完全にFace IDの負けというわけではなく、Face IDには「注視していないくてもロックを解除する」というオプションがあります。これをオンにすることでよりロック解除が高速化する可能性がありますが、同時にセキュリティレベルも下がるのでご注意を。
というわけでどちらも十分高速なことに変わりはないのですが、ホームスクリーンにたどり着くまでという意味ではTouch IDに分があるようです。個人的にはスワイプアップ無しでホームスクリーンまでたどり着くオプションがあればいいなと思うのですが、それは難しいのでしょうか?
Image: inroad / shutterstock.com
Source: Tom's Guide via 9to5Mac
(塚本直樹)