その可能性を感じてはいながらも「いやいや…」と否定する自分も居ました。
しかし、どうやらプロジェクトは動き始めているようです。io9は、任天堂がアメリカのアニメ映画製作会社Illumination Entertainment(イルミネーション・エンターテインメント)と契約を結んだ事を報じています。情報の発信元はThe Wall Street Journalです。
イルミネーション・エンターテインメントはユニバーサル・スタジオの子会社で、長編作品としては『怪盗グルーのミニオン危機一発』や『ペット』などの3DCG映画を製作しています。親会社であるユニバーサルと任天堂との関係は、言わずもがな。以前お伝えしたように、ユニバーサル・スタジオへの、任天堂ワールドを再現したアトラクションが導入されることが決定しています。日本のユニバーサルスタジオ・ジャパンでも、今年6月に建設着工式が行なわれましたよ。
さて、そんな関係により動き始めた(らしい)アニメ映画化プロジェクトですけど、僕の記憶によればマリオの映画化は3作目…でしょうか。1作目は1986年に日本で製作・公開されたアニメ映画『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』、クッパ役に和田アキ子、ピーチ姫に山瀬まみという配役に度肝を抜かされた記憶があります。
そして次は1993年にアメリカで製作・公開された実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』。街中でレーザーガンをぶっ放すマリオ&ルイージの姿が印象的。個人的にはウルトラB級映画として記憶に残っています。理由は実写というあたりで察してください!
主に2作目の印象が強くて、「マリオ×映画」と聞くと思わず身構えてしまう自分も居るのですけど、今度は製作スタジオ側もヒット作を送り出しているイルミネーション・エンターテインメントであるというならば、手放しで楽しめる…のかな? 製作実績からある程度期待しても良さそうな気がしています。
なお、映画の制作進行度としては「早期開発」といったレベルであるとのことですよ。映画業界にとっても任天堂の看板キャラクターのアニメ映画化は重要なポストとなりますし、急がず、丁寧に作って欲しいですね。ファンとしてはいつまでも待ちますよ!
あと、劇場来場特典はスーパーキノコかスターでお願いします。ファンとして。
Image: Barone Firenze/Shutterstock.com
Source: io9, ウォール・ストリート・ジャーナル
(小暮ひさのり)