NASAが次世代型気象観測衛星「JPSS-1」の打ち上げに成功
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NASAが次世代型気象観測衛星「JPSS-1」の打ち上げに成功


より正確な気象予報を目指して…。

NASAは現地時間の18日土曜日に、JPSS-1の打ち上げに成功したと発表しました。JPSS(共同極軌道衛星システム)-1はNASAとNOAA(アメリカ海洋大気庁)の共同事業で、「4組の超高度な軌道観測衛星」の1基目となります。3カ月後に同衛星がオンラインになった暁には、気象予測において激的な向上を見込まれるとか。



「緊急事態の管理者たちは嵐に見舞われる前に重大な決定を行ない適切な処置を取るために、ますます我々の気象予測に頼るようになる」とNOAA国立気象局のディレクターであるLouis W. Uccellini氏はプレスリリースで語っています。「極軌道衛星の観測は、現在の気象状況を監視し情報収集を助けてくれるだけではなく、我々の気象予報モデルにデータを提供してくれる」とのこと。

JPSS-1は直径が4.5メートル(14.8フィート)重量がおよそ2300キロ(5060ポンド)で、デルタⅡのロケットによって軌道への投入を予定されていたNASAの衛星の1つになります。高度824キロ(512マイル)の高さから1日に14回、地球を周回します。

NASAのプレスリリースによればJPSS-1に搭載されている5つの高度な機器は、「気象学者に大気の気温と湿度、雲、海面の温度、海の色、氷河、火山灰そして火災の検知」を提供するとのこと。プログラムディレクターのGreg Mandt氏は機器一式について「とても精密で、地表から遠く離れた宇宙の端まで気温を0.1度単位で測定できるほど優れている」とSpace.comで語っています。

極軌道上を周回する衛星の先輩であるスオミNPPは、元々JPSS-1の開発に関わるテクノロジーのテストが目的でしたが、それ自身が有益な気象学上のツールとなりました。JPSS-1は3カ月の試用と較正フェーズを終えてから運用開始となり、NOAA-20へと名称が変わります。

気候変動が、今年メキシコ湾岸とカリブ海を破壊したハリケーンのような異常気象の可能性を高め、カリフォルニアで起きた山火事などの現象の激しさを助長している時にJPSS-1はとりわけ重要になります。

また、改善された機器が搭載されるということは、より精密な気象予報につながり、嵐の影響に備えた避難計画やその準備に役立ちます。そして災害発生時の状況をイメージしやすくなることで、救助や復旧作業の手助けとなるでしょう。



Image: NASA
Source: NASA, Twitter, Spaceflightinsider, Space.com(1, 2), Scientific American, Engadget
Tom McKay - Gizmodo US[原文

(たもり)

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