予習にしては深すぎる。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の可愛いキャラといえばトレイラーでデビューするやいなや超絶話題になった鳥類クリーチャーのポーグ! ですが、美しくしなやかで格好いいクリーチャーといえば、なんといっても赤土の惑星クレイトに生息する白銀のクリスタル・フォックスでしょう。
先日公開されたトレイラーでは、このクリスタル・フォックスの制作の裏側が確認できるんですよ。早速ご覧ください。
新三部作以来、ルーカスフィルムは何でもかんでもVFXで作る印象がありますが、クリスタル・フォックスは最初からCGでモデリングしたのではなく、ハンドパペットとアニマトロニクスで動くパペットを作り、それをCGIチームがスキャンしたのだそうです。
ちなみにEntertainment Weeklyが『スター・ウォーズ』クリーチャーショップの責任者であるニール・スキャンラン氏にインタビューしたところ、この透明感溢れるフォックスは「クリスタルガラスのシャンデリアと反射物の発光からインスピレーションを得ている」そうです。
「このキツネのクリーチャーはこの惑星(クレイト)に住んでいて、惑星の表面層を食べていたからクリスタル化したという設定なんだ」
「最初、小型犬を連れて来て、その犬に透明のストローがついたスーツを着せたんだ。彼がそのスーツを着て走り回る姿は、それはそれは美しかった。走って、ジャンプして、本当に素晴らしかった。彼が動いたときにストローが奏でる音も良かった」
「クリスタル・フォックスは穴の中や惑星の地下トンネルに住んでいて、暗闇の中で光ることができる。ここを訪れた人たちを導く光の役目を果たすだろうね」
最終的に2万5000個ものクリスタルをつけたアニマトロニクスとなったクリスタル・フォックス。綺麗なだけでなく活躍もするなんて楽しみです。
本作はトリロジーの2作目で、内容はエピソード5/帝国の逆襲に倣ってダークになることが予想されます。ポーグやクリスタル・フォックスが緩和剤の役目を果たすことになるのでしょうか。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日公開です。
Video: YouTube
Source: Youtube, Entertainment Weekly
(中川真知子)