ソニーのワイヤレスノイキャンヘッドフォン「WH-1000XM2」レビュー:欠点が本当に何もない
Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

ソニーのワイヤレスノイキャンヘッドフォン「WH-1000XM2」レビュー:欠点が本当に何もない

欠点がほぼゼロ。

ソニーからワイヤレスノイズキャンセリングヘッドフォン「WH-1000XM2」が発表されました。こちらを米GizmodoのAdam Clarke Estes記者がレビューしているんですが、日頃シニカルな同記者がこれに関してはほぼ手放しで絶賛しています。どこがいいのか、以下どうぞ!


完ぺきな製品というのは非常にレアですし、仮にそんなものがあったとすれば、それがさらに改良されるケースはますます希少です。でもソニーは、それをやってのけました。そもそも完ぺきだったワイヤレスヘッドフォンMDR-1000Xがアップデートされ、さらに価格も399ドルから350ドル(日本価格3万9880円、税抜き)に下がったんです。僕は新モデルを数週間使ってみたんですが、本当に素晴らしいんです。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

・ これは何? :ソニーのベストワイヤレスノイキャンヘッドフォンのアップデート版

・価格:350ドル(日本向け価格3万9880円、税抜き)

・好きなところ:ノイズキャンセリングも音質も素晴らしい!

・好きじゃないところ:タッチ操作がなかなかうまくいかないこと

WH1000XM2は見た目MDR-1000Xと似てますが、よく見るとデザイン的にもいくつかアップグレードされてます。イヤーパッドの外側の素材が変わって、ざらっとしたプラスチックになりました。が、もちろん悪い意味じゃありません。初代MDR-1000Xではこの部分がレザー調で見栄えは良かったものの、傷が付きやすかったんです。全体にデザインはクリーンでタイムレスです。

もっとわかりやすい変更点は、外音取り込み機能(アンビエントサウンドモード)を設定する3つめのボタンがなくなったことです。このボタンの機能はノイズキャンセリングボタンに取り込まれて、外の音を聞いたり、またはただノイズキャンセリングをオフにしたりが簡単に切り替えられるようになって、前より便利になりました。

さらに、ユーザーの状況に合わせてノイズキャンセリングの具合を調節してくれる「アダプティブサウンドコントロール」なるものもあります。たとえば家などで1カ所にとどまっているときは完全に音楽しか聞こえない状態、歩いているときは外の音もちょっと入れる、といった具合です。先代も環境に合わせてノイズキャンセリングが調整されていましたが、それよりもっと良くなっています。

専用アプリ「Headphones Connect」では、ノイズキャンセリングやリバーブ、イコライザー、音の聞こえる方向まで調節できます。たとえば周りの音を右側から聞きたいってときは、音楽は左の耳だけで聞く、といったことができるんです。声を聞き取りやすくする「ボイスフォーカス」もオンオフできます。

また飛行機などでの気圧の変化に合わせてノイズキャンセリングを調整する機能もあります。僕は最近のフライトでこれを試してみましたが、うまく使えていたようで、音楽以外何も聞こえませんでした!

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US
下の白い2つボタンのがWH-1000XM2、上の黒い3つボタンのが先代のMDR-1000X。イヤーパッド外側の素材の違いも見えると思います。

コントロールといえば、右のイヤーパッドの外側はタッチ式になっていて、上スワイプで音量+、タップで再生/一時停止、とかができます。でもこのコントロールはやや使いにくくて、僕にとっては誤操作が多すぎでした。もうひとつ、右の耳あてに手をあてると音楽とノイズキャンセリングがオフになり、手を放すと再度オンになる機能あります。これはヘッドフォンを外さないで誰かと一瞬話す、みたいなときに便利な機能で、僕は1回だけ使いました。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US
耳あての素材のクローズアップ。ノイズキャンセリング用マイクも微妙にデザインが変わり、全体になじむようになりました。

というわけで、機能も満載なんですが、一番大事なのは音質です。何を隠そうWH-1000XM2の音はすごく良いんです。ソニーのヘッドフォンの傾向通り、低音は特に素晴らしい。クリーンで滑らか、安っぽくない音です。Diploの『Revolution』では、他のヘッドフォンで1回だけ聞いたことのある(それもソニーでした)特定の低音が聞こえました。高音に関しては、エミネムとDr. Dreの『Forgot about Dre』では若干の歪みを感じました。ただJethroTullの『Locomotive Breath』のフルートソロは素晴らしかったので、曲のせいなのかもしれません。

でも最後に、何と言ってもすごいのは、1回の充電でノイズキャンセリングなしなら38時間、ノイズキャンセリングをオンでも30時間使えることです。つまり2~3日に1回充電すれば、バッテリーが切れることはないんです。AppleのW1チップ搭載のBeats Studio3よりもさらに良いです。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US
普段この手のものはオールブラックにしてますが、このゴールドは気に入りました。どっちかっていうとシャンパンと呼びたいですが。

通常の記事では、このへんで悪い話をするんですが、正直欠点が本当に何もないんです。強いて言えばタッチ操作が案の定うまくいかないってこと以外、ほぼ完ぺきです。400ドル(約4万4000円)以下のワイヤレスヘッドフォンの中では、これがオススメです。見た目も感触も音もノイズキャンセリングも素晴らしいし、音やノイズキャンセリングは自分の好きなようにカスタマイズもできるんです。

まとめ

・「業界最高クラス」の売り文句通りのノイズキャンセリング

・軽くて着けやすいヘッドセットはハンサムなデザイン

・ハウジングからタッチ操作可能、ただし操作感は良くない

・350ドル(日本向け価格3万9880円、税抜き)で、先代より手頃



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Source: ソニー

Adam Clarke Estes - Gizmodo US[原文
(福田ミホ)

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