見た目はシンプルなのに奥深し。
管楽器的なアプローチで演奏できるシンセサイザーとして、ウィンドシンセというものがあります。F1のテーマでおなじみ『TRUTH』のメロディーも、サックス奏者である本田雅人さんがAKAI EWIで演奏していたりもするんですが、いわば電子的なサックスのようなものです。
このウィンドシンセ、楽器としての数はそれほど多くないんですが、今のウィンドシンセ界に新風を(ウィンドだけに)巻き起こすべく「Vindor ES1」なる電子サクソフォンがKickstarterにてキャンペーンを実施しています。演奏している様子をチェックしてみて下さい。
Vindor ES1は木管楽器と同じリアルなマウスピースを持っているのが特徴で、コレを持っているウィンドシンセはそう多くないんですよ。ゆえにクラシックな管楽器的息遣いでもって、多様なシンセサウンドを操作できる。運指は管楽器でも簡単な部類のサックスとほぼ同じで、それをさらに簡略化したかたちになっているようです。
対応する端子はUSBとMIDI、それからオーディオアウトプット端子。「GarageBand」などの音楽系アプリやDTM向けMIDIコントローラーとしても使用できるし、アウトプット端子をギターエフェクターに繋げばさらにゴキゲンです。ディレイやコーラスなんかは楽しいだろうなー。
投資は199ドル(約2万5000円)からと、この手の電子楽器としては手頃な価格であることも魅力で、本格的なサックスやクラリネットを購入するよりも手軽かつ幅広く楽しめるとのこと。大人から子供まで楽しめるウィンドシンセとして、今後はこれくらいのポジションのものが増えてくるかもしれませんね。
最後に本田雅人さんの神演奏を。tofubeatsさんもEWIを使ってましたけど、やっぱりいいなぁ、管楽器。
Image: Kickstarter
Source: Kickstarter, YouTube(1, 2)
(ヤマダユウス型)