SpaceX、別々のミッションで1度使ったロケットと宇宙船を打ち上げ。国際宇宙ステーションにも無事到着です

  • author 塚本 紺
SpaceX、別々のミッションで1度使ったロケットと宇宙船を打ち上げ。国際宇宙ステーションにも無事到着です
Credit: NASA

今後もどんどん繰り返しますよ…!

米国時間12月15日、SpaceXはファルコン9ロケットをフロリダのケープカナベラル空軍基地から打ち上げました。12日に打ち上げ予定だったものの延期、15日に無事ファルコン9は国際宇宙ステーションに向けて発射され、日曜日の17日には無事に国際宇宙ステーションに到着したとのことです。

こちらは打ち上げの様子を捉えた画像。

そして国際宇宙ステーションにインストールされたカプセル部分。

国際宇宙ステーションに運ばれた積荷の中には、宇宙空間でのビール醸造の研究のための大麦などが含まれており、こちらも話題になっています。が、今回の打ち上げの快挙は、第一ステージのロケット(一番下のブースター部分)と宇宙船(積荷を入れるカプセル)の両方が別のミッションで一度使われたものを再利用している点です。これは世界初の快挙なんですね。

第一ステージのロケットも無事に地上へ戻ったようです。第一ステージの回収はこれで20回目の成功となります。

Space.comが報道するように、今回の打ち上げは何度も延期を繰り返してきました。最初は12月5日の予定だったのですが積載量や乗組員、軌道などの調整に時間がかかったようです。もちろん、SpaceXのCEOであるイーロン・マスクは打ち上げ前から大興奮でした。

火曜日に、SpaceXは軌道ロケットと宇宙船の両方を再利用するという最初の試みを行ないます。これは以前のミッションの写真です。ドラゴン宇宙船が国際宇宙ステーションとドッキングし、眩しい光を横切る姿は最高です。

今回打ち上げられた「ドラゴン」カプセル(宇宙船)はファルコン9ロケットの第二ステージに設置されており、醸造キットのほかにも、2トンほどの科学実験用ハードウェアを宇宙ステーションに届けました。その中には宇宙ゴミトラッカーや光ファイバーを製造するデバイスが含まれています。SpaceXはこれまでも国際宇宙ステーションに何度も荷物を届けているので、打ち上げ自体は特に複雑なものではありません。ファルコン9ロケットとドラゴンカプセルが両方、同時に再利用されている点が新しいわけですね。

ファルコン9はこれまで3度、再利用されたことがあり、ドラゴンカプセルの再利用にも1度成功しています。これはNASAにとっても、一度利用したロケットを再利用する初めてのミッションという快挙になりました。



Image: NASA
Source: Space.com, Twitter(1, 2, 3), Instagram

George Dvorsky - Gizmodo US[原文
(塚本 紺)

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