米Gizmodoが選ぶ、2017年ベストスマートフォン大賞

  • author 湯木進悟
米Gizmodoが選ぶ、2017年ベストスマートフォン大賞
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

iPhone X次点に…。

今年も次々と、各メーカーから新たなスマートフォンが発売されました。そして、1年を総括するこの時期に、2017年ベストスマートフォン大賞の発表です! 総合評価では優れなくても、ある分野では秀でているモデルは、カテゴリー別に選出されています。やや日本とは事情も異なるモデルが選ばれてはいますけど、米Gizmodo編集部の選んだベストモデルを見ていくことにいたしましょう。


Android部門ベストモデル:Galaxy S8

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

Androidスマートフォンのベストモデルは、Galaxy S8に決定です。もしも大きいスクリーンが好みであれば、Galaxy S8+でも構いません。パワフル性能ながら、デザインがよく、ディスプレイも美しいです。なによりベゼルレスな本体を、もっとも見事に仕上げてきました。Samsung(サムスン)の「Gear VR」を使えば、手軽にVR体験ができますし、IP68の防水性能も評価できるでしょう。12メガピクセルカメラのオートフォーカスも非常に高速ですね。フラッグシップモデルながら、いまだに650ドルの価格帯に抑えられているのは、すばらしいとしか讃えようがありません。

iOS部門ベストモデル:iPhone 8 Plus

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

残念ながら、1000ドルの販売価格で話題を誘ったiPhone Xは、総合大賞のベストモデルには選ばれませんでした。むしろ、同じワイヤレス充電機能とデュアルカメラを備えているiPhone 8 Plusが、今年のベストモデルとして選出されています。iPhone Xのほうが、よりコンパクトでベゼルレスなデザインを実現し、美しいOLEDディスプレイや3D顔認証方式を採用しているのは百も承知。iPhone 8 Plusでは、Face IDが使えません。でも、正直にいって、Touch IDのホームボタンでの指紋認証のほうが、より安全で使いやすいのではないでしょうか? しかも、iPhone Xよりも200ドル(日本では、約2万5000円)は安く購入できるので、より手に入れやすいモデルでもあることが評価されていますよ~。

500ドルスマホのベストモデル:OnePlus 5T

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

ハイエンドスマホが続々と登場した今年、500ドルから購入できるOnePlus 5Tは、コストパフォーマンスに優れたベストモデルに選出されています。ハイエンドなQualcomm 835チップは、ほかのフラッグシップモデルで採用されているのと同じもの。6GBのRAMに、64GBのストレージ、ヘッドフォンジャックもすべて備わっています。もし、もっとパワフルなスペックを求めるならば、あと60ドルだけ余分に出すことで、8GBのRAMに、128GBのストレージを備えるモデルも選択できますよ。大きな6インチのAMOLEDディスプレイと、非常に認証スピードが速い顔認証方式も採用されています。iPhone XのFace IDほどセキュアではありませんけど…。おまけに、明るさの限られた場所での撮影に特化したサブカメラまで装備されているんです。コスパ最高なモデルとして注目でしょうか(※編注:残念ながら、日本未発売です)。

格安スマホのベストモデル:Moto G5 Plus

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フラッグシップモデルのベストモデルとは対極をなす、250ドル以下で買える格安スマホのベストモデルも発表しておきましょう。Honor、ZTE、Nokiaといったメーカーから、いろいろ優れたモデルは出たものの、Moto G5 Plusが抜きんでていましたね。230ドルという販売価格ながら、ストックバージョンのAndroid OSの採用で安定しており、指紋認証リーダーやmicroSDカードスロットなどが装備され、キャリアを問わず使える仕様を備えています。Honor 7Xなども近いスペックですけど、使える携帯電話キャリアが限られてしまうのがネックとなりますね~。なお、Moto G5 Plusには、ロック画面に広告などが表示されるものの、なんと185ドルで購入できる、Amazon Prime会員向けコラボモデルなんかも用意されていますよ!(※編注:日本では、公式ストアでの販売がすでに終了しており、後継機のMoto G5s Plusが展開されています)

ビジネスユーザー向けベストモデル:Galaxy Note 8

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すでにフラッグシップモデルの受賞作は発表済みですけど、仕事をスマホだけでこなすというユーザー向けには、Galaxy Note 8がベストなモデルとなるでしょう。大きな6.3インチのディスプレイを、スタイラスで手書きメモなども取りながら、自由自在に使えるのは魅力ですね。Samsungが採用している「Knox」プラットフォームのおかげで、セキュリティの厳しい企業のIT部門などでも、ビジネスへの利用が可能なモデルとなっており、ビジネスユーザーには最適ですよ。

カメラのベストモデル:iPhone X

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iOSの総合ベストモデルでは選に漏れたものの、最高のカメラを備えたスマホとして、iPhone Xがベストモデルに輝きました! ほかにGalaxy Note 8やGoogleのPixel 2なども候補には挙がっています。iPhone XとGalaxy Note 8は、ともに2倍光学ズームや各種の優れたエフェクトのかかった写真を撮れるのが魅力でしょう。一方、Pixel 2のHDR処理性能も、大いに評価できます。ただ総合的に見るならば、ポートレートライティングやスタジオ照明、ズームの高性能とカラー再現性の高さなどから、iPhone Xが抜きんでた形ですね。マニュアルモードで、よりユーザーのカスタマイズに対応する写真撮影ができれば、もっということなしなのですけど…。

オーディオのベストモデル:LG V30

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LG V30での音楽再生は、ほかのスマートフォンと大いに差がつきます。どんなジャンルの音楽であれ、LG V30の32ビットAdvanced Hi-Fi Quad DACによって、追随を許さない音質が実現しますよ! さらに、Quad DACは、各種フィルターやプリセットを用意しており、もっとも自分に合った再生環境を選択しやすくもなっています。ヘッドフォンジャックが標準装備されていることも、高く評価されるのでは? とはいえ、底部のスピーカーの音質は、それほど感動を誘うものではありません。この分野では、Razer Phoneの強力なスピーカーや、HTC U11/U11+のBoomSoundスピーカーのほうが、音質は上でしょうね(※編注:日本では、2017年12月下旬にKDDIから、2018年1月下旬にNTTドコモから、それぞれローカライズされて発売予定です)。

バッテリー性能のベストモデル:Asus ZenFone 4 Max

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ZenFone 4 Maxバッテリー駆動時間は、実に16時間13分! これはほかのどのスマートフォンよりも、優に5時間以上は長く使える最強バッテリー性能です。とはいえ、たとえ200ドルの格安スマホではあっても、バッテリー以外の性能は、残念ながら、お寒い限りでもあります。バッテリー寿命だけで比較するならば、OnePlus 5Tの11時間22分、Google Pixel 2 XLの11時間17分、Huawei Mate 10 Proの11時間13分の順に続いています。しかしながら、要は外付けモバイルバッテリーさえ持ち歩けば、バッテリー切れの問題を解消できることを考えると、ただバッテリー寿命が格段に長いだけでスマホを選ぶというのもどうなのかな?


いかがでしたか? やや日本の国内市場とは異なる面もありますけど、大筋では似たような選出結果になるのではないでしょうか。なんだか日本メーカーのスマートフォンは一切ランクインしていないのが、とっても寂しくも思えます。Xperiaとか、がんばってるんだけどな~。

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Reference: Samsung(1, 2), Apple (1, 2), Motorola, KDDI, NTTドコモ, Asus

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文
(湯木進悟)

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