ゲームの健全化につながる…のか?
もはやスマホゲームの常識になった感もある、課金によって一定確率でアイテムが排出される「ガチャ」。いろいろと問題も指摘されているシステムですが、Apple(アップル)はApp Storeの英語版のガイドラインにて、アイテムの排出率を明記するように追記しています。
更新されたApp Storeの英語版ガイドラインの「3.1.1 In-App Purchase」を確認すると、「ルートボックスやその他の仮想アイテムをランダムで有料にて提供するアプリは、各種アイテムの排出率を購入前に明記しなければなりません」と表記されています。かなりわかりやすく、排出率の標記を義務化していますね。
ガチャに関しては日本だけでなく世界的な問題となっており、すでに中国ではガチャの排出率を明記することが義務づけられています。いっぽう日本では、ゲームによって表記されていたり、あるいはいなかったりと、対応がバラバラなのが現状。
App Storeの日本語版ガイドラインの「3.1.1 App内課金」を見ると、今回のガチャに関する表示義務はまだ追加されていません。今後日本のディベロッパーに対してもこのルールが適応されるのか、そしてゲームアプリはどう対応していくのか、注目が集まりそうです。
それにしても、ガチャって大金をつぎ込んでしまうほど面白いんでしょうかね…?
Image: Shutterstock
Source: Apple via The Verge
(塚本直樹)