「赤ちゃんウンチ犬」動画スパムに次々とひっかかる政治家・知識人の皆さん

  • author 塚本 紺
「赤ちゃんウンチ犬」動画スパムに次々とひっかかる政治家・知識人の皆さん
Image: Kyoot/YouTube

赤ちゃん+ウンチ+犬=最強のスパム。

Twitter上で有名人も含めたたくさんの被害者を出している話題のスパム動画があります。「これは確かにクリックしてしまうかも!」と思ってしまう強力な魅力を持っているんです。動画のタイトルは「赤ちゃんがウンチした瞬間の犬の反応に100万人が爆笑」。下のようにツイートとして現れたら...クリックしてしまいますよね。

20171213_twitter
Image: Twitter via Gizmodo US

クリックすると「http://trending-twitter.video」というリンクに飛ばされ、公式のように見える偽の「Twitterビデオ」アプリなるものとTwitterアカウントをアクセスさせる許可が求められます。と、文章にすると「節子、それ承認したらあかんやつや...!」とすぐにピンと来るわけですが、頭の中が赤ちゃんとウンチと犬に対する期待で膨れ上がっている時の人間は冷静な判断ができないようです。

現在までに、雑誌「Mother Jones」のエディターClara Jeffery、New York Timesの文学評論家Dwight Garner、Foxニュース評論家Brit Hume、そしてタカ派政治家で元国連大使でもあるJohn Boltonなど知性で知られている有名人たちが次々と赤ちゃんウンチ犬動画のパワーに屈してアカウントを乗っ取られ、自分のアカウントで動画を拡散してしまうという事態に陥っています。

言うまでも無いことですが、Twitter上でこのツイートを見かけた人は、絶対にクリックしないようにしましょう。

偽のメールやアプリを装って情報をだまし取ったりアカウントを乗っ取ってしまうこういった詐欺はフィッシング詐欺(Phishing)と呼ばれます。これはTwitterが生まれた時から存在していました。ただ今回は乗っ取られたアカウントの数があまりにも多いのと、動画の内容が「赤ちゃんウンチ犬」という微笑ましくも恥ずかしいものであることで一層人々の注目を集めているようです。これがポルノ動画などであれば人々も警戒してここまでは広まらなかったかもしれません。

「赤ちゃん、ワンジー(赤ちゃん用つなぎ)にウンチをする」(笑)。BoltonとBrit Humeがひっかかってるんだけど。



ヘイ@Twitter、私が投稿してないビデオが私のアカウントに表示されるんだが? これは何が原因なのか?

Hume氏はまだ混乱しているようですが、あまり助けようとするリプライもついていないのが可哀想です。

どこから来たのかも分からないようなバイラル動画のウェブサイトにTwitterのログイン承認なんて絶対にしてはいけません。もし間違って承認してしまった人は設定のアプリケーション欄に行き、承認されたアプリから外すようにしてください。

20171213_twitter3
Image: trending-twitter.video via Gizmodo US

Twitterはさっそくアプリを排除したようで、サイトに行きビデオをクリックしても承認エラーが返ってくるようになっています。しかし同様のフィッシング動画がまた流行するのは時間の問題です。今回の流行を教訓によく覚えておきたいですね。ここまで読んでどうしても動画が見たい、という方は、こちらにフィッシング詐欺では無いビデオを置いておきますので、好きなだけご覧ください。

Video: Kyoot/YouTube



Image: YouTube, Gizmodo US
Source: YouTube

Tom McKay - Gizmodo US[原文
(塚本 紺)

こちらもおすすめ