過疎地では特に重宝されるかも。
Amazonがドローンで荷物を配送しようと試行錯誤しているなか、日本では歩道を走ってお届け物をするロボットが実験されます。
これは日本郵便が、福島県南相馬市で実証実験を始める自動走行宅配ロボット「CarriRo Delivery(キャリロデリバリー)」。台車に外装をくっつけて、子供用が乗るクルマみたいな可愛いロボットになっています。まずはコンセプト動画をどうぞ。
スマートフォンに現在位置や到着予定時間が表示され、ドアのアンロックもスマートフォンで行なうんですね。コンセプトでは、郵便物のほかにもドラッグストアから薬を注文する使い方も紹介されています。
続いて、完成したキャリロデリバリーがお寿司を配達するデモ映像をご覧ください。やや棒読み気味ですが、到着後の音声メッセージを再生するのもポイントです。
むむむ? 何だかこの顔がデッドプールに似ていると思ったのは私だけではないはず。さらには、六本木ヒルズ内を動く様子もどうぞ。
製造しているのは株式会社ZMP。彼らは自動運転する台車(物流支援ロボット)を開発しており、キャリロデリバリーもその一機種。カメラやレーザセンサーが搭載されていて、周囲環境を360度認識しながら、最大時速6kmで自動走行します。
南相馬市では、12月21日よりローソンと日立とも提携し、住宅地に見立てた街並みでゆうパックや日用品を運ぶ実験が開始されます。
段差や盗難などにはどう対処するのか? どこまで実用に耐えられるのか? 気になる点はアレコレありますが……街中でこんなロボットが普通に走っている未来はスグそこまできています。