画面一体型の指紋センサーを採用するスマホメーカーが判明

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画面一体型の指紋センサーを採用するスマホメーカーが判明

期待せずにはいられない!

先日紹介した、Synapticsのディスプレイ下に配置する指紋認証センサー技術「Clear ID FS9500」。同社がすでにスマホメーカーのトップ5社と契約を結び、生産準備段階に入っているという発表を出していましたが、その1社が中国の「格安スマホメーカー」ことVivoであることが明らかになりました。

Vivoは中国のスマホ市場では2、3位に位置しますし、IDCの2017年1Qのデータでは、世界市場でも5位という高いシェアを持ちますので、名実ともにスマホメーカートップ5社のうちの1つと言っても過言ではありませんね。

Forbesの記者、Patrick Moorheadさんが実際にこのClear ID FS9500を搭載したテスト機を触らせてもらったようで、そのディスプレイ下の指紋認証の体験は「とにかく早くて、シンプル」だったそうですよ。普段スマホをいじっているときはこの指紋認証センサーは表示されないんですが、必要なときだけ画面下部に浮かび上がるようなので、かなり使い勝手が良さそうです。

思い返してみると、今年の6月にVivoがQualcomm(クアルコム)が開発するディスプレイ埋め込み型の指紋認証技術を採用する最初のスマホメーカーとなるという話が出ていましたが、結局VivoはSynapticsの方を選んだということでしょうか? もしそうだとすれば、QualommもSynapticsに先を越され気が気じゃないのではないでしょうか。

ちなみに、Vivoと同グループにあるOPPOは、海外では人気の格安ハイスペスマホ「OnePlus」シリーズを発売するOnePlusを傘下に持っています。ということは、今後ゆくゆくはOnePlusシリーズにこの指紋認証技術が搭載されていくことも考えられるんじゃ...?むしろ、トップ5社のうち3社がVivo、Oppo、そしてOnePlusになりそうな予感も。あとは、Huawei(ファーウェイ)あたりかな?

このClear ID FS9500を搭載したスマホがいつ頃リリースされるのかは定かではありませんが、2018年2月26日〜3月1日にバルセロナで開催される展示会「MWC(モバイル・ワールド・コングレス)2018」で何らかのヒントが出るかもしれませんね!


Image: Faiz Zaki/Shutterstock.com
Source: Forbes, IDC, Twitter via The Verge

(Doga)