ズゴゴゴゴゴ…!!
先日、再利用のロケットとカプセルの打ち上げに成功し、見事国際宇宙ステーションへ物資を届けたSpaceX(スペースX)。つづいてイーロン・マスクによってファルコン・ヘビー・ロケットの画像がツイートされ、またもやファンをワクワクさせてくれています。名前にヘビーなんて入っているだけあってかなり重厚な感じがインパクトありますね。これまで何度も打ち上げの延期があったものの、来月はじめて打ち上げに使用される予定です。
順調に進めば、ファルコン・ヘビーは2018年1月にケープ・カナべラルから打ち上げられることになっています。こちらももちろん再利用可能な2段階ロケットデザインで、27個の第一段階Merlinエンジンとひとつの第2段階Merlinエンジンを搭載しているとのこと。
条件によるものの、230フィート(約70m)ほどの高さのロケットは、なんと14万700ポンド(約6万3800kg)の積載量を地球低軌道まで打ち上げることができます。火星であれば積載量は3万7000ポンド(約1万6800kg)になるとのこと。火星…いまだに現実感がないですが、そうですよね。火星が目標なんですよね。
Falcon Heavy at the Cape pic.twitter.com/hizfDVsU7X
— Elon Musk (@elonmusk) December 20, 2017
今月はじめには、イーロン・マスクは自分が持っているテスラ・ロードスターをダミーの積載として、火星に向けたロケット打ち上げの実験に使うとツイートしたのですが、これは冗談だったようですThe Vergeが入手した内部関係者の情報によるとこれは本当だったようです。
SpaceXウォッチャーとしては1月の打ち上げに期待が高まるわけですが、ファルコン・ヘビーの打ち上げが成功するかどうかに関してはマスク自身も慎重なようです。7月の段階で彼は「軌道までは届かない可能性は高い」と述べて、最初のテスト数回は失敗が続くだろうと予想しています。失敗にしても成功にしても、液体酸素の燃料によってこの巨大ロケットが打ち上げられる姿を見逃すわけにはいきませんね。
2017年12月25日 2:00:新たな情報を追加・訂正いたしました。
Image: Elon Musk via Twitter
Source: Engadget, Twitter(1, 2), Jalopnik, Fortune, Wikipedia
George Dvorsky - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)