1位はまさかの? それとも納得?
快適な空の旅を楽しむべくすることといえば……睡眠、飲酒、読書、携帯ゲーム、仕事などなどあります。でもやっぱり、目の前にモニターがあるので映画やドラマを見るのが一番ポピュラーな時間の過ごし方ですよね。
各航空会社ではさまざまなプログラムが用意されていますが、オーストラリアのカンタス航空が2017年に機内で見られた映画トップ10を公開しました。
オーストラリアおよび南半球を主に飛び回る乗客たちは、どんな作品を楽しんでいるのでしょうか? 順位を見てみましょう。
1位:『ボス・ベイビー』
2位:『LOGAN/ローガン』
3位:『ドリーム』
4位:『美女と野獣』
5位:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
6位:『LION/ライオン ~25年目のただいま~』
7位:『ラ・ラ・ランド』
8位:『ベイウォッチ』
9位:『キングコング: 髑髏島の巨神』
10位:『ベイビー・ドライバー』
なんと1位はドリームワークスのアニメーション映画でした。ほかは、ほぼ大人向けの映画ばかり。ちなみにアカデミー賞で大きな話題となった『ラ・ラ・ランド』が、そんなに上位ではないというのも興味深いです。
ドラマではコメディーの『モダン・ファミリー』が15万1334時間視聴され、ドキュメンタリーでは『プラネットアースII』、子供番組では『ボス・ベイビー』より対象年齢が低そうな『ペッパピッグ』が1位になりました。
カンタス航空ではWi-Fiが利用できる機体に限り、NetflixとケーブルTVのFoxtel、そしてSpotifyが視聴できるようにしているとのこと。さらには独自の「エンターテイメント・アプリ」が開発されており、500時間以上の作品が楽しめるようになっています。なので乗客にはスマートフォンやタブレット端末の使用を推奨しており、フライト前に予めダウンロードするよう促しているそうな。
カンタスとしても、独自で作品を買うなりすると版権代がかかるわけですが、配信サービスを利用することで大幅なコスト削減に貢献するのは大きな魅力です。ただ空の旅で『ストレンジャー・シングス』や『マインドハンター』なんて見だしたら、1シーズン終わる前に到着しちゃいますけども。
ちょっと前までは、どのジャンルもそんなに多いとはいえない選択肢から渋々選んでいましたよね。でもそれは過去の話。あとはカクテル片手に、ファーストクラスでゆったり視聴ができたら最高なんですけどねぇ。
Image: Media Whale/Shutterstock.com
Source: MashableAsia, QANTAS(1,2)
(岡本玄介)