米Gizmodoが選ぶ、2017年のワーストガジェット16選
Image: Andrew Liszewski/Gizmodo US

米Gizmodoが選ぶ、2017年のワーストガジェット16選

アメリカでは政治やスキャンダルなど、非常に悪い1年だったと言われている2017年です。米Gizmodoの記者たちはそんな中、2017年をさらに悪くさせた「ダメなガジェット」をまとめています。それでは、「2017年、ワーストガジェットリスト」、いってみましょう。

1. Google Pixel Buds

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

ワイヤレスイヤホンのトレンドに参加しようとしたGoogleの狙いは非常によくわかるものの、なぜこんなに質の悪いガジェットを出してしまったのかはちょっと理解できません。耳のフィット感も良くないんですよね。ちゃんと動いてくれなかったりする上に、見た目も悪い。そして「マジカルな通訳機能」と大アピールをされた通訳機能もたいしてマジカルではなかったというオチまで付いてきました。(Adam Clark Estes記者)

2. Ubiquiti Front Row

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

1日中、首からかけて写真を取り続ければ、なんともお粗末なタイムラプスも作成してくれるこのライフログ・ガジェット。なぜライフログを推すプロダクトがまだまだ世に出てくるのか、私には謎です。特にこの会社はなぜ私が400ドルも払って1日中、ダサい紐を首から下げようと思うのか...自社のプロダクトに対する期待の高さが異様だと言わざると得ません。もちろん、宣伝している機能は一応果たしてくれるし、隠れたくなるほどのダサさではないのですが、これを猛烈に欲しがっている人がいるとは思えません。(Melanie Ehrenkranz記者)

3. Essential Phone

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

スタートアップがプロダクト第一号を世に出す時には、必ず失敗がついてまわるものです。しかしEssentialによるPH-1(通称エッセンシャル・フォン)のローンチは記録的な大失敗でした。ローンチの遅延を繰り返した後に販売を開始、しかし代金を支払ったユーザーたちもプロダクトが届くのを待たないといけない状態に。そしてついにプロダクトが届いたかと思うと、700ドルのスマートフォンだとは思えないようなカメラ性能に驚くという残念な結果に。今では450ドルへと値段が下げられ、カメラソフトウェアのパッチを出したとしても、もはや取り返しの付かない印象の悪さとなってしまいました。(Sam Rutherford記者)

4. New Teddy Ruxpin

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Image: Andrew Liszewski/Gizmodo US

1985年の段階ではまるで魔法のように思えたオモチャがリニューアルされて現代に登場と聞いたら、どれだけすごいプロダクトかと期待してしまいます。ところが、Teddy Ruxpinのリバイバルはどういうわけか「オリジナルよりも性能が悪いのでは」と思わせられるような仕上がりになっていました。

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Image: Andrew Liszewski/Gizmodo US

液晶ディスプレイの目が搭載されて、確かにオリジナルよりも高級なのは伝わってくるのですが、Teddy Ruxpinは子どもたちに物語を聴かせてくれることになっていますが、当の物語はスマホアプリでの提供。何でも一緒に歌ってくれる、というわけではありません。eBayでオリジナルのTeddy Ruxpinを購入したほうが楽しいと思います。(Andrew Liszewski記者)

5. Sega Genesis Flashback

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

レトロなデザインで往年のセガのゲームを搭載させて発売、と聞くとNES Classicの成功を思い出す人も多かったのでしょう。しかしATGamesが作ったこのコンソールはバグばっかりでプレイもままならないような代物でした。ゲームは見た目もサウンドもダメになっています。ソニックをジャンプさせる、といったシンプルな操作でもラグが生じてしまいます。ATGamesはバグは直せると言っているものの、これまでもバグばっかりのセガ・コンソールをマーケットに出してきた歴史を持つ会社です。ソニックを動かしたければ、昔のコンソールとカセットをeBayで買った方が良いでしょう。(Alex Cranz記者)

6. Teforia Leaf

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Image: Libby Watson/Gizmodo US

ついついガジェットが欲しくなってしまう性格の人でも、「ガジェットなしで普通にした方が効率が良いよな」と思えてしまうプロダクトというのがあるものです。Teforia Leafがその例です。私は寝る前にお茶を飲むことがよくあるのですが、キッチンのカウンターを眺めて「包丁スタンドやコーヒーメーカーを捨てて、ドデカイ400ドルもするお茶入れマシーン(ポッド式)があったらいいのに!」なんて思うことはまずありません。たとえそのマシーンがインターネットに接続できてもいりません。しかもお茶の葉ポッドを大量に保管するために台所の食器棚の引き出しをまるまる空っぽにしないといけなくなるのならなおさらです。まったくもって要りません。(Mario Aguilar記者)

7. UrbanEars Baggen and Stammen

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Image: Mike Nuñez/Gizmodo US

こちらのワイヤレススピーカー、一見するとスタイリッシュなSonosの競合プロダクトかと思ってしまいますが、実際はノブがついたカラフルな大きいガラクタとなっています。意図は褒めてあげたいものの、このUrbanEarsのガジェットは広告の通りには動いてくれません。スピーカーが接続された状態で通話する、といったシンプルに思える動作も上手く行きません。「なんでいつも音楽が大音量なんだ」と隣人に怒鳴られたい人には最適かもしれません。(Adam Clark Estes記者)

8. Fitbit Ionic

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

最近リリースされたパッチによってFitbit Ionicはかなり改善されました。フィットネスをトラッキングしてくれるだけでなく、スマートウォッチとしてもポテンシャルを見せ始めたのです。それでも大きな問題が一つ残っています、それが見た目です。大きくて重くてかっこ悪いので長時間つけたくないんです。サイズがとにかく大きいのは問題です。Fitbitはそもそもスリムなデザインが好評になったプロダクトなのに手首にTV画面をくっつけたような格好をしたいとはFitbitファンでも思わないのではないでしょうか。(Alex Cranz記者)

9. Lynx Robot

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Image: Andrew Liszewski/Gizmodo US

スマートスピーカーの登場で、ユーザーの音声をつねに聞いているデバイスの存在が少しずつ広まりつつあります。当初は「ちょっと気持ち悪い...」と思っていた人々も、次第にその存在に慣れてきているようです。しかし、その機能を歩いて話すロボットと組み合わせてユーザーの後をついてくるようにすれば、一気に気持ち悪さが復活するんです。AmazonのAlexaをロボットと組み合わせることで色々なことができるようになる、というポテンシャル自体は興味深いものの、UbtechによるロボットLynxは性能面ではそこまでSF的ではありません。LynxはAlexaが話している間、ハエを叩き落とそうとしているかのような、ランダムな動きを披露します。(Andrew Liszewski記者

10. ZTE Axon M

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo

このスマートフォンを好きになりたかったんです。お気に入りのスマートフォンになる、良い仕上がりだったらいいなと思ってたんです。でも使えば使うほど不満がたまる残念なデバイスになっていました。2つのスクリーンが1つのデバイスに搭載されていて、必要に応じて2つのスクリーンをくっつけて1つの大画面として使える、というのは非常に良いアイデアのようじゃないですか。そんなことはないんです。真ん中が枠部分でばっちり分かれてしまっているのと、ビデオを見るために2つのスクリーンをくっつけても正方形になってしまうので無駄なスペースがたくさん生まれてしまうんです。2つのスクリーンがあることで、カメラは1つでもユーザー方向も反対方向も撮影できるデザインになってはいるんです...が、カメラの性能が低く、少しでも暗いとかなり見辛い仕上がりになってしまいます。またバッテリーはこれまで使った中でも最悪の性能となっています。分厚くて重たいデザインはまるでレンガを持ち歩いているようでした。(Sam Rutherford記者)

11. Micro USB

もはや時代遅れとなったこのコネクターはまだまだしぶとく生き残っています。データも電気も非常に遅いスピードでしか送れないこのコネクターは不幸なことに無数のデバイスに採用されたため、今でも毎日のように目にしてしまうわけです。多くのデバイスがUSB-Cに移行した今、Micro USBを採用する理由はもはやありません。たとえKindle Oasisが電子書籍リーダーとして史上最強だとしても、micro USBポートがあるというだけでユーザーを侮辱しているのです。Boseの最強イヤホン、SoundSport Freeも同様です。250ドルもするイヤホンになぜmicro USBポートがついているのでしょうか。2018年こそは、micro USBが消滅する年でありますように。(Sam Rutherford記者)

12. Hasselblad X1D

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Image: Victor Jeffreys II/Gizmodo US

ハッセルブラッドの高価なカメラなんだから素晴らしい写真が撮れるんだよ!と叫ばれる前に認めておきます。それは事実です。しかし、写真撮影スタジオを何時間も使える場合は、です。やれ中盤カメラだ、やれ高画質だ、という前にですね予算がたくさんある写真撮影でなければハッセルブラッドの9,000ドル(約100万円)もするカメラは必要ないということは言っておきたいです。(Mario Aguilar記者)

13. Nebia Shower System

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Image: Harrison Weber/Gizmodo US

ベストガジェットにも選ばれたシャワーヘッドNebia Shower Systemです。ベストとしてレビューをしたHarrison Weber記者はこのシャワーが生み出す「優しいミスト状の水」を絶賛し、設置の簡単さを称賛していました。でも私に言わせると、このシャワーは部屋のあらゆるところに水たまりを作り、あらゆるものの表面を濡らしてしまいます。またHarrisonは「気持ち良い」と表現していた冷たい空気のかたまりも私には奇妙でした。冷たい空気が感じられる濡れたシャワールームが体験したかったら、私が子ども時代を過ごした古い農場の小屋でシャワーをためして頂きたいと思います。Harrison、これはダメなプロダクトでしょう。(Alex Cranz記者)

14. Elfkin

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Image: Elfkin

Napsterの共同ファウンダーでありFacebookの初代プレジデントであるSean Parkerはなぜかこの気味の悪い子ども用おもちゃを支援しました。私は密かにFacebookが子どもの脳に悪影響を及ぼしていると考えているのですが、Sean ParkerはElfkinを使って子どもにどんな影響を与えようとしているのか...。それはまぁ冗談ですが、そもそも見た目がちょっと邪悪な気がするのは私だけでしょうか。また機能もあまり優れていません。アプリを通して音声メッセージやジェスチャーの送受信ができるこのおもちゃは高価な留守電マシーンと言えます。そして米Gizmodoでテスト使用をした時には何回かバグってしまうことがありました。150ドルという値段を考えると、150ドル分の粘土を買って子どもにあげたほうが教育オモチャとしての性能は良いでしょう。(Melanie Ehrenkranz記者)

15. Asus Zenfone AR

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo

ZenFone ARは光速で人々から忘れられる運命にあるデバイスとなりました。大きなスクリーンに革のバックカバー、そして割と長持ちするバッテリーを備えていたのですが、GoogleのTango ARプラットフォームを搭載するという決断をAsusはしてしまったのです。Tango ARプラットフォームはこれ以外にはたった1つの消費者向けデバイスにしか搭載されなかった不人気なプラットフォームで、サポートも欠如しており、Googleはプラットフォーム開発自体をこの8月にキャンセルしてしまいました。背面部に不必要なセンサーが搭載された使えないスマートフォンになってしまったわけです。値段もこの並な性能にしては高く、プロダクトの可能性もなくなってしまいました。(Sam Rutherford記者)

16. Bitcoin

仮想通貨はまだまだ歴史のページが書かれている最中ですが、現在のところはねずみ講、ベーパーウェア、窃盗、投資ハックといったいろいろな要素がまとめて「投資ハック」として世に出されている状態です。大衆は騙されやすいもので、Bitcoinの高騰にのって詐欺師は次から次へと表れてデジタルセキュリティのためと言ってお金を巻き上げています。仮想通貨について熱狂的な投機を許してしまっているテック・メディアにも責任がありますが、専門家でも何でもない人がブロックチェーンについてしたり顔で語っている状況を見ると、もはやどんな業界もこういった分野ではコントロールが利かない状態になっているようです。お金を無意味に無駄にするリスクを楽しみたい人でなければ、一生懸命ためた貯金を注ぎ込むようなことはしない方が良さそうです。(Bryan Menegus記者)

Gizmodo Staff - Gizmodo US[原文

(塚本 紺)

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