ARを利用したバーチャル家具シミュレーションやQiを組み込んだワイヤレス充電機能つきランプなど、家具ブランドとしてテクノロジーの進化に積極的についていっているのがIKEAです。そんなIKEAが先日発表したのが、スピーカー・メーカーであるSonosとのパートナー提携です。
家にとって、サウンドは重要です。サウンドは意義と住み心地を創り出します。生活を一瞬にして高揚させてくれます。そして今、IKEAはSonosと共同で家におけるサウンドに取り組みます。人々がどんな楽曲でも、家のどこにいても、日常の流れを邪魔することなくもっと簡単に再生できるようになる方法を追求します。素晴らしいデザイン、音楽、そしてサウンドと共に家に最適な環境を創ることを可能にします。
と具体的なプロダクト構想も、実際に何を作るのかといった内容も書かれていない発表内容になっていますが、音楽とサウンドを別々の項目として記載している点、そしてSonosがAlexa対応スピーカーも作っている点からも「スマートホームにおけるスマートスピーカーの役割を拡大させるのではないか」と海外メディアの多くが推測しています。
確かに家具とスマートスピーカーという組み合わせは想像力を掻き立てますよね。ワイヤレスでつながっているので窓枠やソファ、照明やタンス、鏡にスピーカー機能をつけることで家全体にサウンド体験を広げることができます。さらにそれぞれに音声アシスタントも搭載されていれば、スマートスピーカーの近くでなくとも、スマホがなくともスマートホームの一部として接続しているデバイスを音声で操作できるようになります。
Echo DotやGoogle Home Miniといった小型版を買い足すという方法もあるものの、小さいデバイスを部屋の数だけ増やすよりは写真フレームやゴミ箱がスマートスピーカーとして接続している方が便利だったり...なんて妄想がいくらでも広がりますね。IKEAとSonos、今後のプロダクトに期待です。
Image: IKEA Today / Vimeo
Source: IKEA via techradar, The Verge
(塚本 紺)