欠点がない気がする。
寒さがどんどん厳しくなっていく今日この頃、暖房のついた部屋でも窓の近くは冷たい空気が漂っていますよね。特に床近くに感じるあの冷風、もうほんとに嫌になります。私は窓と自分との間にオイルヒーターを置いたりして対策を取っているんですが、電気代も心配です。と、そんなときに現われたパナソニックさん「そうか、窓のガラスをプラズマテレビのガラスと交換すれば良いんだ」。
ちょっと何言ってるかわからないかもしれませんが、短くまとめたらそうなりました。パナソニックさんによると、プラズマディスプレイは2枚のガラスの間の真空層に蛍光体が並べてあって、それらを光らせることで画像が表示できるんだそう。そして、今回の断熱ガラスはその蛍光体を取っ払って、代わりにLow-E膜と呼ばれる熱放射を抑える膜が貼ってあるんだそう。

例えるなら、魔法瓶が薄く板状に伸ばされた感じ。真空の層が、熱の「伝導」と「移流」を抑えています。そして、唯一残された熱の逃げ道である「放射」は、Low-E膜によって抑えられている。要はめっちゃ熱を通しにくいガラスに仕上がっている、ということなんですね(熱貫流率 = 0.7 W/m²・K)。
しかも、その厚さはたったの6mm。同等の熱貫流率を持つアルゴンガス入りトリプルガラスは3cmあるそうなので、その凄さは歴然。また、生産時に空気を抜くために使われる真空排気孔が、ガラス表面にないのも素晴らしいです。やっぱり窓はスッキリしていてほしいですからね。
真空断熱ガラス、ナイスです。