閉じたときの薄さが絶妙!
これはもしかして、昔噂になっていた「Courier」じゃ? もしくは「Surfaceスマホ」の類かなんかでしょうか? どちらにしても、最近公開されたMicrosoftの特許申請内容からは、面白そうな匂いがしますよ。
今年の初めにMicrosoftが申請した特許には、リバーシブルのヒンジの技術が含まれていました。ただ、その書類の一部に、「複数のディスプレイに対して異なるインターフェイスを出力するプロセッサー」をどうやってそのデバイスが搭載するのかについての記述も記載されていたんです。
そう、ディスプレイは1つじゃないんですよ。折りたためて、タッチ機能を備えた2つのディスプレイなんです。

要は、Lenovo(レノボ)の「Yoga Book」を新しく進化させたようなイメージでしょうか? 片方のスクリーンを一般的なディスプレイとして使い、もう片方を巨大なタッチスクリーンキーボードやカスタマイズ可能なコントロールパッド、もしくは何か個別にプログラミングされたものを動かすためのスクリーンとして使うわけです。特許申請内容の中にはそのイメージ図も含まれています。
一つ欠けている点としては、スタイラスの存在(かつてのCourierには含まれていましたよ...)。ただ、Microsoftが今年になって手書き入力機能「Windows Ink」を広い範囲のシステムまでサポートしている状況を見ると、この謎のデバイスが似たような機能を搭載することもありそうです。それに、まだ特許申請の段階ですから。ここで説明されている技術の内容がMicrosoftの最終的な製品にまったく採用されないなんてことだってあります。

ちょっと違う意見では、MSPoweruserというサイトが、このデバイスのディスプレイがポケットサイズほどの小ささに見えることから「これはSurfaceスマホのプロトタイプであるとも考えられる」と指摘しています。
特許申請内容は最近になってようやく公開されたわけですが、Microsoftは実際にこれを2016年の10月に申請していましたので、過去14ヶ月の間に多くの開発が行われていたことでしょう。
実現したらどんなデバイスになるのかはわかりませんが、私としてはまずこの計画がお蔵入りしないことを、ただただ願うばかりです...。
Image: World Intelligent Property Organization
Source: MSPoweruser, The Verge
Sam Rutherford - Gizmodo US[原文]
(Doga)