『ナルコス』が「抜け駆けウォッチ1位」ってどういうこと? Netflixが2017年を振りかえる、風変わりなランキングを発表

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『ナルコス』が「抜け駆けウォッチ1位」ってどういうこと? Netflixが2017年を振りかえる、風変わりなランキングを発表
Image: pixinoo/Shutterstock.com

そもそも抜け駆けウォッチってなんだ。

強力なオリジナルコンテンツを抱え、世界中で人気の動画配信サービスNetflixが、2017年を振り返るランキングを発表しました。

しかし、前回インタビューしたときにはランキングは明かさないと言っていましたよね。気が変わったのかな……と思いきや、単純な視聴数とはひと味ちがう奇妙なランキングになっていました。

まずは世界の「最も家族で観られた作品」ランキング。

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Image: Netflix

調査方法は「2017年10月24日~10月30日の期間中、家族と一緒にストリーミングサービスを利用している日本を含む32ヵ国の成人メンバー6万人を対象に実施しました」とのこと。

ドロドロした青春恋愛ミステリーの『リバーデイル』を家族で見るの……!?とか思ったりはしますが、だいたい納得なランキング。

ちなみに日本のランキングはこの通り。カッコ内は世界のランクです。

1. ストレンジャー・シングス 未知の世界(1位)
2. フラーハウス(7位)
3. スター・トレック: ディスカバリー(4位)
4. 13の理由(2位)
5. レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと(3位)
6. アンという名の少女(10位)
7. シェフのテーブル(8位)
8. ミルドレッドの魔女学校(圏外)
9. リバーデイル(6位)
10. グッド・プレイス(圏外)

世界と非常に似通ったランキング。ただ、『フルハウス』の続編『フラーハウス』がかなり上に来ていて、やはり日本ではとりわけ人気なのかもしれませんね。

そしてこちらは、世界で「最も抜け駆けウォッチされた作品」ランキング。抜け駆けウォッチとは、「恋人や友だちなど、大切な人との視聴時間を差し置いてでもコンテンツを観てしまう」ことなのだとか。要するに一気見的なやつなのかな……?

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Image: Netflix

調査方法は「2017年10月24日~10月30日の期間中、家族や恋人などパートナーと一緒にストリーミングサービスを利用している日本を含む32ヵ国の成人メンバー6万人を対象に実施しました」とのこと。

やはり家族で見ている作品とは大きく異なり、スリリングでシリアスな作品が多め。マーベルのアメコミ系の作品も強い。あと、打ち切りが決まっている『センス8』がランクインしているのも面白いですね(2018年に2時間の最終回が配信予定)。

その日本版はこちら。

1. ナルコス(1位)
2. テラスハウス Aloha State(圏外)
3. ストレンジャー・シングス 未知の世界(3位)
4. 亜人(圏外)
5. スター・トレック: ディスカバリー(3位)
6. 深夜食堂 - Tokyo Stories -(圏外)
7. オレンジ・イズ・ニュー・ブラック(4位)
8. ベター・コール・ソウル(圏外)
9. フラーハウス(圏外)
10. 13の理由(2位)

テラスハウスがかなり強い……! 一方でマーベルのアメコミ作品がまるっと消えているのが、個人的には驚きです。

両方とも総合してみると、やはり2017年はストレンジャー・シングスが日本を含め世界中で広い年齢層に強かった印象。果たして2018年はどんな作品がランクインしてくるのか、そしてNetflixはどんなランキングを公開してくるのか、楽しみですね!



Image: pixinoo/Shutterstock.com, Netflix
Source: Netflix
傭兵ペンギン