ポーグは新世代のジャージャーなのか!? 映画『スター・ウォーズ』シリーズを仕切るプロデューサー、キャスリーン・ケネディにインタビュー
Photo: ギズモード・ジャパン

ポーグは新世代のジャージャーなのか!? 映画『スター・ウォーズ』シリーズを仕切るプロデューサー、キャスリーン・ケネディにインタビュー

待ちに待った『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』がついに公開ですよ。今回はいつもにも増して謎のベールに包まれた作品で、ごく僅かな情報と映像しか出ておらず、ファンの間では期待とともに様々な不安も広がっていました。

そんな中、『スター・ウォーズ』シリーズのすべてを仕切る凄腕プロデューサー、キャスリーン・ケネディが来日。今回は『最後のジェダイ』を含め、これからの『スター・ウォーズ』について気になるところをたくさん伺ってまいりました!

ネタバレがほぼ無い内容なので、鑑賞前でも安心してお読みください。


──今作は、現在の三部作の真ん中に当たる作品なので、もしかすると旧三部作で言うところの『エピソード5/帝国の逆襲』みたいな作品だと想像しておいて間違いはないんでしょうか……?

キャスリーン・ケネディ(以下、ケネディ:想像なんて出来ない作品ですよ(笑)。

──ほとんど語れることはないと思いますが、一応ストーリーとしては次の『エピソード9』で決着はつくんですよね?

ケネディ:スター・ウォーズのサーガのこれからがどうかは、まだわかりません。ただ、今の三部作で誕生したキャラクターたちの物語は確実に続いていきます

──この前の『ローグ・ワン』ではあなたが大規模な再撮影の決断をしたことも有名ですが、今作では前回のような難しい決断はありましたか?

ケネディ:ライアン・ジョンソン監督は素晴らしい才能の持ち主で、脚本だけでなくすべてのプリプロダクション(注:絵コンテ作りなどの撮影前準備)もやってくれました。

なので私が下した決断といえば、出来得る限り最高のストーリーを届けるということだけですね。とにかくライアンとの仕事は楽しくて、本当に凄い映画を作ったと思います。

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Image: (C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

──『最後のジェダイ』のクリップを一部見させてもらったのですが、セリフがウィットに富んでいて、今までのスター・ウォーズに比べても明るい印象を持ちました。これはライアン・ジョンソン監督のアイデアなのか、それともこの三部作の方針なのでしょうか?

ケネディ:それがこの三部作のトーンだと思います。元からしてスター・ウォーズにおけるハン・ソロとレイア姫のやり取りのようなユーモアは非常に重要で、これからも続けて行きたいと考えています。

──そのライアン・ジョンソン監督はこれから、さらに新たな三部作の制作に関わるということが発表されましたが、やはりそれだけ『最後のジェダイ』が良かったということなのでしょうか?

ケネディ:そうですね。今までとは全く違うアイデアを持った、誰も知らないし見たこともない新たな作品を生み出すために必要な能力を持っている人で、これから一体何が飛び出してくるか我々も楽しみです。

──内容については何も語れないということですね……?

ケネディ:我々はとにかく先のことも進めていますが、なにより力を注いでいるのはこれから来る『エピソード9』です。ライアンは『最後のジェダイ』の宣伝に大忙しなので、まだじっくりと具体的には話していません

これからの映画を観客のみなさんがどう受け止めるかということも反映するので、とにかく今後の展開がどうなるか自分も楽しみです。

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Image: (C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

──今後の展開といえば、2018年の5月に公開予定の『ハン・ソロ』も楽しみです。こちらもほとんど情報が出ていませんが、一体いつになったら新情報が出てくるのでしょうか……?

ケネディじゃあここでネタバレを一つ……ハンがチューイに会いますよ(笑)。

──なるほど(笑)。そんな『ハン・ソロ』も監督の交代がありましたが、なぜ後任にロン・ハワード監督を選んだのでしょうか?

ケネディ:ロンは長年の知り合いで、私が尊敬するクリエイターだからです。スター・ウォーズの大ファンでもあるので、話し合いを始めるとすぐにキャラクターと我々の意図を理解して、何ができるかを語り合いました。彼もまた素晴らしい映画を作ってくれていますよ。

──『ハン・ソロ』は『ローグ・ワン』から始まったスピンオフである『スター・ウォーズ・ストーリーズ』の一作ですが、今後もそのシリーズは続けていく予定ですか?

ケネディ:『ハン・ソロ』の仕上がりにも満足しているので、これからどうなるかは楽しみです。もしかすると、『ハン・ソロ』のドナルド・グローヴァー主演で「ランド」の映画もやるかもしれません。

──それは超楽しみです! 個人的にはボバ・フェットも楽しみなんですが、彼は帰ってくるのでしょうか?

ケネディボバ・フェットに関してはたくさんの話し合いが行なわれています。そのTシャツは大事にしておいたほうがいいですよ(笑)。(注:インタビュー時に着ていた筆者の賞金稼ぎTシャツを指して)。

──今後のことで言えば、『最後のジェダイ』の撮影終了後、レイア姫役のキャリー・フィッシャーが亡くなったのはとてもショックでしたが、今後はどうするのでしょうか?

ケネディ:とてもショックな事であり、当初予定していたエピソード9からは変更が加えられることになります。ただ、ストーリー上において重要であることに変わりありません


『SW/最後のジェダイ』レイア画像
Image: (C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

──すでに宣言はされていましたが、やはり『ローグ・ワン』のような形でキャリー・フィッシャーをCGで再現して登場させたり、他の役者を立てるということはないという方針は変わっていないでしょうか。

ケネディ:変わっていません。私もそういったものを見たくはないですからね。

──『最後のジェダイ』は何と言ってもポーグが気になるのですが、彼はこのシリーズにおける象徴的なキャラクターになるのでしょうか?

ケネディ:観客がどう受け止めるかは、まだわかりませんね(笑)。

──じゃあ名前の付いたポーグ(注:ポーグは個体名ではなく種族名)は出てこないということなのでしょうか?

ケネディ:それは考えていませんでしたね。いずれ人気が出たら、どのポーグがなんて名前かを決める必要があるかもしれません(笑)。

──ポーグはプリクエル(注:エピソード1~3)におけるジャー・ジャー・ビンクス的な立ち位置のキャラクターになるんじゃないかと心配なのですが……。

ケネディジャー・ジャーとは役割が違いますね。ある意味でジェダイと繋がりがあるキャラクターではありますが……。

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Image: (C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

──それでは最後に、『スター・ウォーズ』のような大きなフランチャイズの映画を手がけるにあたり、プロデューサーとして大事にしていることはなんですか?

ケネディどんな映画でも変わらず、素晴らしいキャラクターを見出し、その感情を観客と結びつけることが大事だと思っています。


というわけでスター・ウォーズ全体を仕切るプロデューサーは、流石に鉄壁のガードという感じではありましたが、何と言っても『ローグ・ワン』を何倍にも面白くした再撮影(後半の大バトルは当初大きく違うものだった)を決めた人物なので、その采配は信頼しておきましょう。

また、スター・ウォーズのファンにとって、ポーグがジャー・ジャー枠ではないというのも一安心な情報なはず。ちなみにポーグに関してはこの後のライアン・ジョンソン監督へのインタビューで伺っていますので、合わせてお読みください。

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日全国公開。



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Source: スター・ウォーズ/最後のジェダイ|映画 | スター・ウォーズ公式

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