Google Home Maxレビュー! 今のところ最強のスマートスピーカー。今のところはね...。

  • author Doga
Google Home Maxレビュー! 今のところ最強のスマートスピーカー。今のところはね...。
Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

強い低音は出せている!出せているけども...

Google(グーグル)が発売した、音楽志向なユーザー向けの本格スマートスピーカーGoogle Home Max。まだ日本では未発売のモデルのため、音質など気になっている人は多いのではないでしょうか?

米ギズモードのAdam Clark Estes記者が使ってみた感想をまとめてくれています。果たして、本当に音楽好きをうならせる仕上がりになっているのでしょうか?


Google Home Maxを手に取ったときに感じる違和感は、その重さです。たったの11ポンド(約5キロ)しかないはずなんですが、THE スピーカーという感じのずっしりとした重量感があります。私もコンセントを差し込んでいるとき「これはかなりの音量になるぞ」とニヤニヤしていたと思います。けっきょく、最大音量でもGoogle Home Maxはそれほど私を驚かせてはくれなかったんですが、ただ、スピーカーと会話をすることができるんですよ。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

Google Home Max

・これは何?:優れたオーディオを兼ね備えたスマートスピーカー

・価格:400ドル(約4万5450円)

・好きなところ:優れたオーディオ

・好きじゃないところ:オーディオがまだ十分だとは言えないところ

その名前が意味しているように、400ドル(約4万4450円)もするGoogle Home Maxは、通常のGoogle Homeの大きいバージョンといった感じ。ただ、この無線オーディオデバイスは面白いバランスを見せています。噂では、Apple(アップル)がまだリリースできていないHomePodよりもパワフルな音響であると言われていますし、Sonos Play: 5には欠けているボイスコントロール機能を備えています。自宅パーティーには十分なほどデカイ箱に入ったGoogleアシスタントの恩恵も受けられます。私も後で気づくことになるのですが、もしパーティーをいい感じにしたければ、1つとは言わず2つ買っておいた方がいいかもしれません。

Google Home Maxは、Google HomeやGoogle Home Miniとちょうど同じくらいスッキリしていて、見た目も美しい。まるで消えてなくなるほどスッキリとしたデザインは、特にこれだけ大きなデバイスにしては注目するに値するでしょう。1フィート(約30cm)と7インチ(約18cm)ほどの大きさで、横に倒したときにスピーカーがカウンターの上を占有してしまいます。ただ、Google Home Maxは垂直にも立てられ、部屋の隅では見た目もピッタリです。

スピーカーのフロントには「音響的には透明に近い」薄い布が使われています。取り外しもできないので、何かこぼしたりしないようにだけ注意してください。背面にはUSB-Cポート、ヘッドホンジャック、リセットボタンです。ヘッドホンジャックは後で再び触れる重要なポイントです。

今回のレビューで特に強調しておく価値のあることと言えば、Google Home Maxは、本格的なオーディオ体験を求める人が買いたいと思うスピーカーであるということです。確かに、兄弟分にあたるGoogle HomeやGoogle Home MiniでもAIアシスタントと音楽機能を備えています。じゃあ、Google Home Maxは何なのかって?こいつは、無線のサウンドマシーンです。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

ただ、過度な無線サウンドマシーンというのではありません。もしあなたがそういうのをお求めであれば、2,000ドル(約22万7270円)ほどするスピーカーを販売するフランスの会社Devialetがあるでしょう。

Google Home Maxは、疑いようもなく、今市場にあるほかのスマートスピーカーより優れています。Amazon Echoは、オーディオの質に関して特別視されることもないですし、ほかのスマートスピーカーだってそこそこのレベルの低音すら出せないわけですから。もし、それらのスマートスピーカーを退け、あえてGoogle Home Maxを買う理由があるとすれば、それはやはり満足のいく低音を出すためでしょう。小ぶりなほかのスマートスピーカーが1面のサウンドしか奏でられない一方で、Google Home Maxの2つの4.5インチウーファーは部屋全域をカバーしてしまうレベル。ウーファーが小さすぎて、「ブーンッ!」と空気を振動させるほどではないのですが、靴の箱ほどの大きさのスピーカーにそれを求めるのは多少酷というものでしょう。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

ただ、Google Home Maxはもう少し音量を出せてもよかったのではとも思いました。フルボリュームだと、お隣さんに念のため一声かけておかなくてはいけないだろうなと思っていましたし、低音のドスンとくる衝撃で壁にかかった絵の額縁も落ちるんじゃないかなとか思っていたんですけどね。

Googleの評判から判断すると、マーケティング用語が実際に製品にも反映されるだろうなと思っていたんです。発表の中ではDJのDiploが登場していましたよね。Diploは重低音大好きなんですから! そこで、私がDiploの低音の強い曲の中で一番好きな「Revolution」を流してみましたが、確かに低音がそこにはありましたよ。ただ、窓ガラスをガタガタ揺らしませんでしたし、他のスピーカーで聞くような重低音は聞こえませんでした。Diploが登場したこのGoogleのプロモーション動画を考えると、これにはガッカリです。Diploは、アカデミー賞ノミネート映画『レスラー』に出ている、声が低くて有名な俳優Mickey Rourkeのように見えるのはおかしなことです。ただ、動画は頑張ってる方でしたよ。

Video: Made by Google/YouTube

思い返してみると、あれはなかなかいいマーケティング手法だったのでしょう。Googleは、このGoogle Home Maxは、満足のいく低音を出せるということでそれ自体を差別化できると判断したに違いありません。確かにそれはうまくやってのけましたよ。ただ、決して素晴らしい低域は出せていません。スピーカーの重みがこの売り文句を強調しているようですらあります。

Google Home Maxのパワフルなサウンドは、これほど大音量を出せるスピーカーがマイクを備えていることは果たして合理的なのかという問いを投げかけます。元祖Google Homeと同じように、このスマートスピーカーは、フルボリュームで音楽を流しているときだと音声コマンドを聞き取るのに苦戦します。スピーカーが60%ほどの音量設定のとき、いつも音声認識がまるでギャンブルかのごとく不安定です。そのため、Google Home Maxがしっかりと全ての音声を拾ってくれるよう、なぜGoogleがマイクに何も特別な手を加えなかったのかが理解できないのです。これは、GoogleがGoogle Home Maxをあくまでスピーカーとしてデザインしたのであって、スマートスピーカーとしての立ち位置は二の次だったということでしょう。これらを鑑みると、このデバイスはEchoよりはいいボイスコントロール機能を持っていると言えるかもしれませんが、誰もが必要とする機能かと聞かれれば、正直自信がありません

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

たとえそれでも、HomePodやSonos Play: 5と競い合うようなWi-Fiスピーカーとして、しっかりとした音質と、ボイスコントロール機能との組み合わせはユニークであるとは言えます。Google Home Maxがヘッドフォンジャックを搭載しているという事実は特にです。なぜなら、ヘッドホンジャックを搭載している大きなスマートスピーカーはGoogle Home Maxくらいだからです。つまり、それはレコードプレイヤーにつないで、従来のスピーカーとしても使うことができるということです。これは魅力的でしょう。

私がここでスピーカーとしての機能に文句をつけないと、ただの怠け者だと思われるかもしれませんからちゃんと述べておきますね。

まず最初に、Home Maxのイコライザーはヒドい。Google Homeのアプリで、高域と低域は調整ができます。それでも限りがあります。次に、音楽をかけると時々ボリュームコントロールの選択肢を制限してしまうことに気が付いたのです。スピーカーに声で「音楽をかけて」と指示するということは、スピーカーに話しかけることと、スピーカーに触れること、もしくは、何度かスマホ画面をタッチする工程を踏んでアプリ上で調整することでしか音量を操作できないということを意味します。これが世界の終わりというわけではありませんが、これだけ馬鹿でかい音を鳴らすスピーカーですから、もっと簡単に静かになってくれる機能があったらいいのになって思うんです。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

文句はあるものの、なんだかんだで私はGoogle Home Maxを気に入っていますよ。いいスマートスピーカーです。ただ400ドルしますので、Alexa対応のSonos Oneスピーカーが2つも買えちゃいます。今私のうちのキッチンにある、古い200ドル(約2万2720円)のSonos Play: 1も、オーディオに関してはSonos Oneと同じくらいい物を持っていますが、Alexaが搭載されていないんですよね。それらも、Google Home Maxとちょうど同じくらいの大音量を出すことができます。低音は欠けていますけど、節約できるっていいことじゃないですか。

もしあなたが、400ドルを費やしてでも満足できるスマートスピーカーを欲しければ、Google Home Maxはきっといい選択肢になりうるでしょう。500ドル(約5万6820円)するSonos Play: 5を買えばもっといい音を楽しめるかもしれませんが、ボイスコントロールは付いてきませんから。オーディオのクオリティに関してはほぼ同じくらい確実な、350ドル(約3万9770円)するSiri搭載のHome Podを選ぶ手もありますが、Appleはまだ発売していませんからね。果たしてどれくらいいいものなのかもわかりません。

Google Home Maxは、今のところ素晴らしいスピーカーです。市場では一番のスマートスピーカーと言ってもいいでしょう。ただ、これが長く続くかと言えば、そうではないとも思いますけどね。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

まとめ

・最高レベルの音質は、自分を「音楽オタク」と呼ばない人であればほとんどどんな人でも満足させてくれるはず。

・低音もあり、決して悪くはないが、驚くほどでもない。

・Googleアシスタント機能は天気の確認に優れているが、音量コントロールに関してはそうでもない。

・400ドルはかなり高い。

Image: Gizmodo US

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文
(Doga)

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